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”ハイパー・コンポスタブル”はファンタスティックよね⁈

ランチタイムに同僚よりいただいたお言葉。

感情豊かな同僚のなんだかオシャレな用語に毎水曜日驚かされる…。スターバックスなどが,自社で提供するストローをプラスチック製から紙製へ切り替えて「コンポスタブル(肥料にできる)」だねっと言われていたのは少し前の話のような気がする。

フィンランドのSulapac=バイオマテリアル=木を原料としたプラスチック素材を提供。CHANELのボトルのキャップになってるなんて知らなかった。

スコットランドのVegware=植物からフードパッケージ(お皿など)をつくる。ランチボックスをこれにしたらちょっと気持ちがあがるだろうな…。

オランダのAvantium=砂糖からペットボトルをつくる。植物性でも炭酸飲料にも使用できるそうだ。コンポストを使って1年ほどで自然のバクテリアの力で土に還る。

イギリスのNotpla=海藻由来の食べられる包装容器(ケチャップも漏れずに持ち運べる)。海藻由来なので食べられる。食べなくても6週間で生分解される。これが”ハイパー”か⁈

彼女が見せてくれたインスタはコレ。Loliware。インスタスタートは2018年の6月。AmazonでEdible(食べられる)カップ売ってるみたいだけど今は売り切れで実物はまだ見たことはないという。

The company makes straws primarily, with other products planned, out of kelp matter. Kelp, if you’re not familiar, is a common type of aquatic algae (also called seaweed) that can grow quite large and is known for its robustness. It also grows in vast, vast quantities in many coastal locations, creating “kelp forests” that sustain entire ecosystems. Intelligent stewardship of these fast-growing kelp stocks could make them a significantly better source than corn or paper, which are currently used to create most biodegradable straws. Devin Coldewey@techcrunch 2020

海藻(ケルプ)から抽出した物質でストローなどを製造するのだそうだ。そんなこんなで,Loliwareは,環境派投資家から6.5億円を調達。すごいビジネスモデル…。

成長のはやいケルプ資源を「賢く管理してゆければ」っというのがポイントのような気がする。

自然由来,自然資源はどれも無限ではない。生態系を賢く管理して共生してゆきましょうっというお話?でもこれは,地球環境がこのままならば…のお話ということも頭の片隅においておかないと手放しに”ハイパー・コンポスタブル”はファンタスティックだなんて言えないのではないか?

例えば,地球温暖化。

北海道大学の研究グループによると,北日本に分布する主要なコンブ 11 種について,分布を推定するモデルを作成した結果,多くの種で 2090 年代までに分布域が北上し,日本の海域から消失する種もあることが判明したそうだ。

2090年代か…日本の昆布で出汁とって,冬には鍋料理が食べたいな。

日本の昆布がLoliwareなどの影響を受けるとかそういう話ではない。だって,Loliwareは,Zero Waste Circular Extraction Methodology(ゼロ廃棄物の循環型採取方式)という,バイオマス(生物資源:biomass)を活用するための海藻加工のパラダイムまで確立しているらしいので。

ヒトと対話するときに,ひとつ話のトピックをもらったら,1回は批判的に考えたい。それは天邪鬼っとも言うのかもしれない…。

環境への配慮って,必要だけれど,あっちの方向から見たら,こんなこともありうるよね?もし,こういうことが起きたらどうかな?あとさ,ヒトによって自然の恵みの使い方ってちがうじゃない?ってことは…など,次の水曜日には言ってみたい…。


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