必ず間違うOCD家族6 (巻き込み行動と治らない雰囲気)
必ず間違うOCD家族4 (巻き込み行為がやめられましぇん)
の中で見てきた
本人視点と家族視点
また
必ず間違うOCD家族5 (巻き込み行動が止められない理由)
の中で見てきた
直感重視と短期利益重視
これら全てに共通するというか、根底に流れている悪の元凶はなんでしょうか。
それは、
治らないんじゃないかという雰囲気
ですよね。
その雰囲気って、あれですよね。
「OCD本体」 と 「患者本人」 の混同
ですよね。
詳しくは、
これだけナオそう OCD家族 (唯一にして最悪の間違い)
ここでいう、「OCD本体」と「患者本人」の混同とは、「OCD本体」と「患者本人」は一心同体であり、分けることができない、つまり、治ることができないという前提で考えてしまっているのです。この前提で考えてしまっているのは、家族だけでなく本人も同様です。
「OCD本体」と「患者本人」は一心同体であると考えると、OCDを助けることは、患者本人を助けることになって、それはごちゃまぜに考えてもOKなわけで、巻き込まれ行為はなんら問題ないわけです。
治らない病気の人が困っていることを助けるのは、ギブスをしている家族に肩を貸してあげるのと同様に、脳梗塞の後遺症で寝たきりになった人の寝返りを手伝うように、それは高尚な家族愛であると言えます。しかしながら、OCDの場合は、巻き込まれることが、患者の治る能力を奪います。ギブスをしている家族に肩を貸してあげても、骨が治るスピードは変わりません。でもOCDの場合はその状況が違うのです。
では、次回、なぜ巻き込まれるとそんなに家族にも本人にも悪影響があるのか。みていきたいと思います。