精神科の選び方

今日は、精神科の選び方を書こうと思います。



医療機関をネットとかで調べてみよう!まぁ、近場で探すことが多いですよね。


お、なんか家の近くに精神科があるぞ!ラッキー♪


では、さっそく行ってみよ~~~~~~♪♪




すと~~~~ぷ!!STOP , Please!



ちょっと待ってください。いったん、待って、1クッション入れてください。


電話。


一回、その精神科に電話をしてみましょう。


なぜかというと、精神科医の選択を間違えると、薬だけを処方されたり、間違った病気に診断されてしまったりすることが多いそうです。私の知り合い(自助団体で知り合った人)は、最初に行った心療内科では、抗うつ薬を渡されただけで、その医師は、OCDであるという判断すら下せなかったらしいです。OCDと併発しやすいうつ病だけに対して治療してしまったり、統合失調症の前駆症状などと誤診されることもあるといいます。

精神科医といえども、それぞれに得意分野があるわけです。うつ病の治療とOCDの治療では、かなり違うスキルが必要なんだと思います。


外科です。と言っても、心臓手術が得意な人と、胃の手術が得意な人がいるように。もっと言うと、野球選手ですと言っても、ピッチャーとキャッチャーがいるように。それぐらい、違う技術なのかもしれません。そう思うと、OCDを得意な精神科を見つける必要性を感じますよね。



では、どうするか。


電話をして、以下の質問をしてください。


(Q1)年に何人ぐらいのOCDの患者を診ているか?

(Q2)OCDと診断した患者にはどんな治療法を行っているか



そして、その答えが

(Q1)10人以上

(Q2)ERP(エクスポージャー儀式妨害、暴露反応妨害)


であれば、行ってみてもいいかもしれません。治療効果があると実証されていて、医師免許を持っている精神科ができる治療はEPRしかありません。
EPR無しで、薬のみの治療だと、薬を止めると症状が再発する確率が高いと言われています。ということは、薬を飲み続ける、薬漬けの生活をしなければならなくなりますよね。薬だけ、1年も2年もず~~と出し続ける医師にかかってしまった場合はセカンドオピニオンを受けた方がいいと思います。






強迫性障害から立ち直っていった先輩方のお話は、

「A. 実話 強迫性障害を克服 した」シリーズ  に

他にも

「B. 必ず間違うOCD家族」シリーズ
「C. 強迫のハゥトゥ 」シリーズ

などに記事があるので、よかったら、参考になさってください。



本記事は、以下の文献を参考にして書いています。
参考文献:やさしくわかる強迫性障害 https://www.amazon.co.jp/dp/4816352376


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