初級・熟女フェチ論

 熟女好きではない、とお考えの諸兄に『あなたの隠れ熟女フェチ度チェック』をお出ししたいんでありますが、至ってシンプルです。

【磯山さやか】さんのグラビアと【熊田曜子】さんのグラビア、どっちが好きですか?

 グラビアモデルとしての心得的な事で言えば、これは熊田さんが圧倒的に正しいんです。
 あの完璧なまでのプロポーションの美しさってのは付け焼き刃なもんじゃなく、常日頃からストイックな鍛錬を積んでおられるに違いない!

 対して磯山さんのグラビアはと言いますとかつて有吉弘行さんが【だらしない身体】と評したように、勿論グラビアの仕事が決まってからは彼女は彼女なりにトレーニングやダイエット等に取り組んだりはされたでしょうが、熊田さんのに比べますと“ゆるい”感は否めないんでありますわね。

 両者のグラビアなりイメージビデオ的な動画なりを比較して、どちらがお好みでしょうや?
 【磯山さやか】さんのが好きとお感じのアナタ!
 紛う事無き『熟女好き』です。

 だいたいアナタの身の回りで熊田さんのようにストイックにシェイプされている“オバサン”が居ますか?
 ボディビルや社交ダンス、エアロビクスの大会出場を目指している方を除いて、あんなプロポーションを保っているオバサンは居ないんですよ。
 つまり、よりリアルで生々しいのは磯山さんの身体、という事です。

 ちなみ熟女とは1970年代末期から80年代に起こった“熟女○ード”のブームの時に「“オバサン○ード”じゃ売れないからオバサンに変わるお洒落なワードは無いか」と引っ張り出された言葉です。
 存在してはいましたが殆ど死語に近い扱いを受けていたんですけれど、五社英雄監督の『鬼龍院華子の生涯』や『女衒(ぜげん)』を始めとして映画やテレビドラマでご活躍の中堅、ベテラン女優さんがバンバン裸体をさらけ出しておりまして、当然そのプロモーションの一環で雑誌のグラビアを飾る事にもつながります。
 その中で、始めは出演作品のプロモーションだったかもしれませんがその後は出版社の求めに応じて積極的におヌードを披露し続けた女優さんが、

 【松尾嘉代】さん

であります。
 当時既にベテランの域に入っており、お母さん役や若夫婦のお姑さん役なんかで活躍されておりましたから、年齢的には40代半ば以上ではあった筈です。
 勿論、街中の同年輩よりは鍛えておられたとは思いますが、それでも年齢なりのゆるさと丸みはありまして見るからに柔らかそうな身体をされておりましてね。
 加えて年齢や、それまでに積み重ねてこられた人生から醸し出される『母性』が表情を含め全身から滲み出ておりましてね。
 あれは“セクシー”などという軽々しい単語では表しきれない“艶”であり“色気”でしたわね。
 当時は頻繁に週刊誌のグラビアを飾っておりましたから需要と言いますか人気もあった筈です。

 この熟女○ードがブームになった頃と言いますのは、もしかしたら東京や大阪などの都会では普及が始まっていたかもしれませんが『ビデオデッキ』という物が一般に廻りきっていない時代……まだまだグラビアや写真集が幅を利かせていた頃であります。
 そして1980年代中期になりますとビデオの普及と共に家庭でお手軽にエ○い動画が楽しめる時代へと移り、世間は空前のバブル経済……今思うと狂った時代でしたな……へとのめり込んでいく事になります。





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