最チョーですかァ~?
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ですとか「生臭坊主」なんて言葉もありまして、まぁ何のために修行してるんだか……なお話で。
四国にございます天台宗のお寺で60代の住職から日常的に性的暴力を受けていたと50代の尼僧……平たく申せば“尼さん”ですわ。ジェジェ!……が告発したんだそうな。
昭和の時代には“尼さん”というのは背徳感満載のエロティシズムに満ちた存在でしてね。
何しろ出家して仏門に入った訳ですから欲望なんてものは捨て去らねばならんでしょうが、
「いやいや、言うて女は“おんな”。念仏唱えたぐらいで身体の火照りを抑えられるかいな!」
などとゲスいオッサン方は心の中でニヤニヤしておりましてね。
ですからよくピンク映画の題材になってましたわ。『尼僧物語』ですとか『尼寺の……』みたいな。
勢い余って“あま”はあまでも“海女さん”をヒロインとするおピンク映画もあったぐらいで。それこそ「ジェジェ!」ですけど。
しかし天台宗の開祖と言えば【最澄】様ですけど、この宗派のお坊様は皆さん最澄様のようになるべく修行なさっとる訳ですわな?
“最も澄み渡る”べきなのに、何をエエトシして“白濁液”飛ばしとんねん!?っと。
この尼僧さんは親戚の大僧正(80代)から紹介されて問題の僧『白濁』と出会いむしたそうで、以後14年間にわたって性的暴力を振るわれる日々に耐えて来たのだそうな。
今日(こんにち)まで彼女を縛ってきた『白濁』の言葉、
坊主に逆らうと地獄に堕ちるゾ!
……自分で“坊主”言うてますやん(汗)
坊主って基本的にはお坊様に対する蔑称ですからね!
つまり『白濁』は知らず知らずのうちに自分が仏の道に背いた破戒僧だと自覚していた、という事になりますわな?
“とんでも坊主”つながりで申しますと日蓮宗にもおりまして、同じ宗派でありながらあのS学会と骨肉の対立をしとります日蓮S宗の大僧正。
ある日、私がコインランドリーで洗濯しとりますとその信者を名乗る女性が「ちょっとイイですか~?」言いながらズカズカと入って来まして一冊の、妙に装丁のしっかりした60ページ程の本を差し出して来ましてね。
その大僧正様のお言葉を網羅した本で、その前年に発生した『中越地震』の事を書いております。
「あの地震は仏の教えに背いた人間達に
向けた仏の怒り。仏罰じゃ!!」
暗に被災された方々に「ザマーみろ!」と言うとる。
この天に唾する物言いにカチン!と来ましたが、この罰当たり本を差し出して来た女性信者…右眼と左眼が正反対向いとる。
私と至近距離で向き合っとるのに私の事が目に入っとらん!
「あのな、仏様ッちゅ~のは“悟りの境地”を極めた存在なんやで?そんな欲も得も超越したお方が自分の教えに背いたからッちゅ~て命にかかわる罰なんぞ与える思うか?!
大僧正と言えば仏様に次ぐ存在。なのにこの物言いは仏様の顔に泥塗りたくリマクリスティーやないかい!
大僧正どころか単なる破戒僧じゃ!こんな生臭坊主!!」
とっくに乾燥機止まっとるのに2時間、書いてある事一つ一つ論破しつつ彼女に説教しむしたら彼女、目の焦点がバチッと合いまして、
「今からインチキ教団、脱会してきます!」
と言って帰って行きましたですが。
で、関係があるのかどうだか……
坊主つながりですと忘れられないのがテレビドラマ『西遊記』で玄奘三蔵(法師)を演じました【夏目雅子】さんですわね。
勿論あのツルツル頭は特殊メイクによるものだったんでしょうが、神々しいまでの美貌にあのスキンヘッドは、美しさの裏に潜む仄かなエロティシズムに満ちておりましたですな。
そういう風な目で見てはいけないという背徳感も込みで、でしたが。