開催地の条件
IOC……国際的スポーツをダシにしたタカリ集団の略……の偉いさんが「近い将来日本が再び五輪を開催するメもあるかもよ。冬季大会とかサ」と言うたそうでネット界隈が沸騰しとるようですがね。
まぁ、この前の東京五輪開催前のゴタゴタを踏まえますと、
御免被る!!
となりますわな。
とにかく既存施設の再利用はイカン!何が何でも新設でなきゃ何のための五輪なんだ、と。
国が無駄な施設やシステムを改め“箱物行政”から脱却しようとする中での「新しい競技場じゃなきゃイヤだ」攻撃でしたからね。
……ま、えのゴタゴタで得をしたのは、最後まで“箱物開催”に抵抗し、IOCからも国内のJOCや五輪実行委員会からも孤立して「可哀想なアテクシ」ぶりを遺憾なく発揮した小池さんだけ!でしたな。
今度の都知事選もその余韻で勝てたようなモンでね。
まぁしかし、これからの五輪開催地で申しますと、一度でも開催経験のある国はもういいんじゃないか?と思いますけれど。
五輪にしろ、これ万国博覧会もそうですが、全世界的イベントを開催するメリットというのは、それによってインフラや都市開発の必然性が生まれその国の経済的活力が生まれる、という点であります。
1964東京五輪に向けて新幹線が登場し、首都高速道路が生まれ、競技場やその周辺の都市開発が行われた。この事からもそれは明らかなんです。
一度ならず二度も三度も開催したとて、今更その国の更なる発展に繋がるなんて事はまず有り得ないのですよ。
ならばこれからは、
① 今まで一度も開催した経験の無い国
② 所謂“先進国”以外の俗に言う“第三国”
の二条件をクリア、もしくはどちらか一方でもクリアした国にするべき、なんであります。
勿論、そういった国は経済力が弱い訳ですから世界の金融機関や組織が低利で貸し付けを行うなど資金援助をして、その国での雇用創出や経済発展に寄与する。農業・製造業の他にも開催を機に観光業も発展が見込める訳ですし、国が豊かになり世界経済の一員に名を連ねる事でそれまで抱えていた宗教思想の問題や国内や隣国との争い、内政問題等解決の目処が立つ可能性すら出て来る。
……ま、“良いことずくめ”とまでは言えませんけれど、少なくとも経済発展さえしていれば落とさなくてもいい生命を救う事は出来ます。
もう、先進国の持ち回りで押し付け合う『お荷物五輪』から脱却すべき時だと思いますがね。