御社が第一希望です クソエッセイ②
就活。
それは万年鬱々としている私にはかなりハードルの高い人生のイベントである。
何社も会社説明会に行き、面接を受け、合否を待ち、また面接を受け、合否を待ち…の繰り返し。マルチタスクが苦手な私からしたら同時に何社も受けることがまずクソ高ハードルだ。
そんなに器用に動ける人間ではない。
ガクチカ、自己PR、長所、短所などなど全て同じようなことを聞かれても困る。
元々何の取り柄もない人間に手札は2〜3枚しかない。
「ESにはこう書かれていますがそれ以外に自分の長所についてのエピソードはありますか?」
ねぇよ馬鹿。あれが虎の子1枚の切り札だよ。逆にお前の仕事中のエピソード5つ話してみろよ。大してないくせにこっちに求めんなカス。
という話である。
志望動機なんて大層なものは持ち合わせていない。
雇ってくれたら一生懸命真面目に働きますのでお金ください。
これしか言うことはないのに社会貢献だの地元に恩返しだので本音を綺麗に包み隠さなければ採用されないのは一体誰が得するのだろうか。
まあ、それもこれも私の就活が上手くいっていないので今の就活システムにムカついているのだ。マルチタスクが得意でエピソードトークが上手い度胸がある奴は人生得してていいな、という僻みである。
私も早く内定欲しい。
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