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写真や映像は可能性や魅力を引き出す手段である

Branding Photographer & Videographer の Kokoro です。 


私にとって、写真や映像は手段です。 

何のための手段なのか、というと

相手の可能性や魅力を引き出すための手段ということです。 

 

私の場合、趣味で撮影する写真は記録という目的がほとんどです。 

そのとき、その瞬間に感じたもの 

いく先々での思い出を記録として残しておきたい、という目的で
写真や映像を撮影することが多いです。 

 

その一方で、お仕事として撮影の依頼を受けるときは、
撮影するための目的が記録ではなく、別の目的へと変わります。 

それが何なのかというと

撮影依頼を頂いた方の可能性や魅力を引き出し、
写し出す(映し出す)ということが目的になります。 


撮影の目的が変われば、準備も変わります。 

私が相手の可能性や魅力を引き出すための撮影で
最も大事にしているのは準備です。 

準備が9割といっても過言ではありません。 

 

私の撮影の流れは、撮影依頼を頂いたら、
撮影の日程を決めて、当日撮影場所で待ち合わせて撮影する、
といったようなプランニングとはなりません。 

自分の知らない、まだ行ったことがない場所での撮影の場合がほとんどで、
一応下調べはするものの、実際問題として現場に行ってみてから分かることがほとんどの状況で撮影に臨んでいます。 

天気、光の加減など

予め状況をしっかりと把握できない状況で、撮影場所に足を運ぶことになります。 

 

準備が9割ということを書きましたが、
私は良い写真を撮るための準備として機材や撮影場所での環境セッティングに関しては、あまり重要視していません。 

そういった準備よりも、相手の可能性や魅力を引き出すために、
撮影依頼を頂いたら、まずは通話や Zoom、Skype などでじっくりと話を聴きます。 

 

撮影依頼をされる方々は、普段でモデルをしている人ではなく、
ごく一般の人です。 

もちろん撮影慣れしていないですし、カメラを向けると
表情が固まってしまったり、どのようにポージングすれば良いのか戸惑ってしまう人がほとんどです。 

なので、撮影依頼を頂いたら、じっくりと話をして、
お互いの信頼関係を築いていきます。 

とにかく撮影前のコミュニケーションを重要視していて、
ここで信頼関係を構築できていないと、撮影当日に相手の可能性や魅力を引き出すことができないのです。 


撮影前のコミュニケーションでは、撮影依頼を頂いた方とじっくりとお話をしていくのですが、そのときに大事にしているのは、その方の人生背景、人生ストーリーをお聴きするようにしています。 

人それぞれに抱えている光と闇。

そういった相手の表面的な部分だけでなく、これまでの人生背景、人生ストーリーをお聴きすることで、様々な情報が入ってきます。 

私は、話を聴いているときに、言葉の表面的な部分ではなく、言葉の背景にある感情や想いを汲み取るようにしていて、じっくりと相手の人間性であったり、魅力となるものを感じとるようにしています。 

そして、話の中で撮影の方向性を合わせていくのです。 

 

撮影にあたり、私の好きな写真を、好きな場所で、撮りやすい場所で撮影するということはしません。 

極力、“わたし” を挟まないようにする、というのが、私が撮影に向き合う際に重要視していることです。 

自分というフィルターを挟むと、写し出される(映し出される)写真や映像が、自分色に染まってしまいます。 

そういった写真や映像には興味がないのです。 

なぜなら、相手の可能性や魅力を引き出し、写し出す(映し出す)ことが撮影の目的であり、それが私の撮影サービスの価値であるからです。 


私の写真や映像をみて、その色合いや雰囲気、空気感、テイストを気に入って頂いて、そのような写真や映像を撮って欲しいという人も、少なからずいらっしゃるかもしれないのですが、そういった記録写真のようなものは私自身が撮りたいとは思わないのです。 

人それぞれ写真や映像に対する想いはあると思いますが、お金を頂いて写真や映像を撮影するというときには、そこに自分を挟みたくないのです。 

私という撮影者としての存在は必要なのですが、自我が入りすぎると 

相手の可能性や魅力が引き出されないばかりか、自分のフィルターに偏った写真になってしまうのです。 

 

私自身の感覚としては、撮影の際に

自分という感覚がなくなり、自分とカメラが一つになった感覚に陥ります。 

カメラに入り込む、といった表現に近いかもしれません。 

さらに集中していくと、その場、その空間と一つになったような一体感を感じるようになります。 

先ほども、自分を挟まないということを書きましたが、このように自分を主張しないことで、カメラ、モデルさん、空間との一体感が得られます。 

この一体感を感じられたとき、相手の可能性や魅力を引き出される場が整うのです。 

 

例え写真や映像を撮られる経験が少なくても、
何かの型にはめたり、何者かになろうとすることもなく、演じることもなく 

自分自身を解放できる、安心感ある空間、場、空気感をつくり出すことが、結果的に相手の可能性や魅力を引き出す “場づくり” となっていくのです。 

 

こういった撮影環境を生み出すためには、撮影する側と、撮影される側の信頼関係が欠かせません。 

そして、方向性を共有していて、一緒に最高の写真や映像を生み出すという意識が欠かせません。 

もし、撮影依頼を頂いて方向性が共有できなかったり、一方通行的な関係性であれば、そのときは撮影はお断りするようにしています。 

お互いに同じ方向を向けない撮影は、お互いのモチベーションを下げることになってしまうからです。 

 

相手の可能性や魅力を引き出せるかどうかは、すでに準備段階から始まっていて、その準備で9割決まっているといっても過言ではないのです。 

そのことを実体験を通して感じているからこそ、
私は準備にエネルギーを注ぐようにしているのです。 

写真や映像を通して、ご縁を頂ける方の可能性や魅力を引き出し、写し出す(映し出す)こと。 

それが、私の Branding Photographer & Videographer としての使命であり、お役目なのです。 

 

きれいな写真、盛った写真、何かの型にはめた写真、何者かになろうとしている写真、そういった写真には興味がありません。 

表面的に “良く” 見えるような写真や映像には興味がないのです。 

写真や映像の可能性というものを、私自身が自らの人生を通して経験しているからこそ、私は写真や映像撮影の目的を “記録” ではなく、ご縁を頂ける方の可能性や魅力を引き出すための手段だと捉えています。  

 

私は、写真や映像という作品をサービスとして提供したいのではなく、
写真や映像を撮影するという体験を通して、その方の可能性や魅力を引き出し、写し出す(映し出す)ことで 

本来備え持っている、その人自身の可能性や魅力に気づき、受け入れてもらうことを最大の価値としているのです。 

写真や映像というカタチに残るものではなく 

共同作業で、自分自身の可能性や魅力を解放し、
それに気づくという体験価値をサービスとして提供しているのです。 

 

なぜなら、私自身も同じく 

多くの人が、自分自身を受け入れられず、自己否定し、自己肯定感の低い状態で生きているからです。 

個々それぞれに人間的な魅力があります。  

そこに気づき、受け入れ、自分自身の魅力を武器として
自分自身の人生を自信を持って歩んで欲しいと思っているのです。 

 

写真や映像を通して、それぞれ抱える闇に光を照らすライトワーカーとして、私は Photographer & Videographer という立ち位置にいたいのです。 

ご縁を頂ける方々を、輝ける表舞台へ引き上げるという役割を担い、
もっと個々が輝ける世の中を創造していきたいと思っています。 

 

長くなりましたが、最後まで読み進めて頂きましてありがとうございました。



撮影のご依頼は以下のサイトより承っております。 
https://peraichi.com/landing_pages/view/kokorography

ご縁を頂けることを楽しみにしております。


 


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