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最高の子育てvol.1 ~フィードバック①~

「どうしてこれがわからないの?」
「それはだめ、こうしなさい」

このような声を子どもにかけたことはありませんか?
もしくは、自分がかけられたことはありませんか?

自分がかける一声で子どもの”可能性”をつぶしてしまっているかもしれません。

しかし、逆に一言で子どもの”可能性”を最大限に伸ばせるかもしれません。

上のフィードバックがもし
「どこが分からないか教えて?」
「なんでこうしたのか教えて?
」だったら・・・

そんな,たった一言で子どもが良くも悪くも180°変わるようなトピックについて発信したいと思います。

今回のお話は、「子育て真っただ中の方」「学校の先生」「社会体育のコーチをしている方」「会社の上司の方」など、人との関わりを持つすべての方に一度は考えてほしいトピックです。✨

特に・・・
「子どもが言うことを聞いてくれない」
「学校で担任をしていたらなぜか荒れてくる」
「子どもに向上心・元気がない」
「部下・子どもが自分から行動できない」

このような悩みを持っている方はたくさんいると思います。

今日は脳科学的な観点よりも心理学的な観点が強いですが、ご了承ください。

目次
(1)フィードバックについて
(2) 子どものマインドを変える
  (ⅰ) 自己実現
  (ⅱ) 協働関係を作る
(3) 「最高のフィードバック」具体的方策
  (ⅰ)「考える選択肢」を与える
  (ⅱ)「過程重視」のフィードバック
  (ⅲ)「セキュアベース」と「ラポール」

(1)フィードバックについて

そもそも「フィードバック」とは何なのか

おそらく「アドバイス」や「声かけ」と
イメージするのではないでしょうか?

結論から述べると フィードバックは・・・
「相手を理解し、相手を成長させていくためのコミュニケーション」です。 

そのような当たり前のような事が今どうして必要か
これからの社会は・・・・
「人が中心でないと生き抜いていけないから」です。

戦後を思い返してください。
今ほどの技術の進歩はなく,上司からの命令を聞き,「与えられた仕事」をすればするほど豊かになっていった日本。

その時代は「トップダウン」で成り立っていたのです。

すなわち「フィードバックは不要」だったのです。


しかし現在を考えてください。

日本はここ40年のあいだ、成長は止まっています。

fig1. 先進国のGDP成長率

だからこそ「教育」が必要だと思います。
命令されたことだけをやり続ける子ども(仕事なら部下)」を育てるのか
自分から考え,行動しようとする成長マインドを持った子ども(仕事なら部下)」を育てるのか、もう一度考えて見てください。

ここには,「自分から考え,行動しようとする成長マインドを持った子ども(仕事なら部下)」を育て方を「フィードバックの観点」から発信しています。

もし1人でも興味を持ち,考えていただけるのであれば幸いです。
そしてその考えを教えてください。

※ 子育ての目線で書いているでの「子ども」と表記していますが、仕事ででの「上司と部下の関係」にも関連しています。読者の中に仕事のためにと思っている方は、以下「子ども」を「部下」と変換してお読みになってください。

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