
Nym Rust SDK(2023.4.19)
Nym Rust SDKの提供開始により、開発者はmixnetとより簡単に統合できるようになりました!Nym mixnetは、最先端のネットワークプライバシー保護を開発者の手に委ね、ユーザーへ拡張します。

mixnetと統合することで、あなたのユーザーのIPアドレスを保護し、AIによるメタデータ監視や大規模なトラフィック分析からネットワークトラフィックを確実に保護することができるようになります。つまり、mixnetと統合することで、あなたのアプリが本来あるべきネットワークレベルのプライバシーをデフォルトで確保できるようになるのです!
これはプレリリースで、つまりcrates.ioではまだ利用できませんが、GitHubからインポートすることはできますので、試してみてください!
SDKは何に役立つの?
Nym SDKは、他の依存関係や クリプトライブラリと同様に、Nymクライアントを依存関係としてインポートすることで、開発者がmixnetの機能をアプリケーションに統合することをはるかに容易にします。これにより、クライアントはmixnetと並行して別のプロセスとして実行する必要がなく、アプリケーションのプロセスの一部としてmixnetに接続し通信することができます。これにより、開発とユーザー体験の両方がはるかにスムーズになります。
Nymとの統合をお考えの方にとって、このことはどのような意味を持つのでしょうか?Nymのmixnetの機能を開発者の環境に統合することが容易になったということです。Webアプリケーション(すでにリリースされているTypescript SDKを使用)の構築や統合が可能になり、さらにRustアプリケーションも構築できるようになります。クライアントをマシン上で別プロセスとして実行する必要はもうありません。また、SDKはmixnetと対話するための、より直感的なインターフェイスを提供します。つまり、mixnetを通じて送信するメッセージを作成する代わりに、自分のアプリケーションのロジックに集中することができます。
Nymで利用できるSDKは?
TypeScript SDKが利用可能になり、以前のブログ記事で発表されました。このSDKは、Nym Webassemblyクライアントをブラウザベースのアプリケーションのフロントエンドに取り込むことができるもので、今回アップデートされ、bundlerとしてparcelを使用した例が掲載されました。
・近日公開予定:NodeJS環境に対応し、サーバー環境での利用や永続的なID/キー保管にも対応します。
Rust SDK (pre-release)では、開発者はWebsocketまたはSocks5クライアントをアプリケーションに組み込み、mixnetと通信することができます。サンプルはこちらでご覧いただけます。
・近日公開予定: Nym Rust SDKのチュートリアル!
今後のSDKのアップデートについて
現在、どちらのSDKでもmixnetとのやり取りが可能で、メッセージの送受信やクライアントの作成ができます(Rust SDKではクライアントIDや鍵ペアの永続化が可能で、TS SDKは今後のリリースで対応予定)。しかし、これらの機能がmixnet全体に展開されれば、他にも多くの機能がサポートされることになります!zk-nymsの作成と使用、Nyxブロックチェーンのトランザクションとクエリ(queries)の署名とブロードキャストの機能などです。
あなたのアプリ、DApps、ウォレットにグローバルmixnetのパワーを!
Nym mixnetとすでに連携しているアプリは?
nootによるEthereum broadcaster
No Trust VerifyによるPastenym (試してみて下さい!)
Electrum wallet (NymConnect経由で)
Telegram (NymConnect経由で)
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原文記事: