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残念なお便り

長女の出産の際にお世話になった高知県にある県内では唯一分娩のできる助産院から非常に残念なお便りを頂きました。去る8月15日をもって、助産院の助産部門を無期限休止するとのこと。

こちらの助産院での出産を予定されていた方が連絡無しに自宅無介助出産をされ、後日その報告と産後のケアを断る電話があり、そういった結果を予測出来なかったことに落胆失望され、「今後お産をお受けする事をやめよう」という判断に至った、という内容でした。

どのような経緯があったのかは分かりませんし、産む場所はご自身で決めるべきものです。ただそうではあっても、自宅無介助出産に変更するという意思と決定を事前に助産院側に伝えるべきであったと思います。

普段からの医療機関との連携、母体や胎児の異常時や急変時の対応等、開業助産師さんのご苦労やストレスは大変なものだと思います。分娩を行なっている助産院は全国でも60ヵ所程しかありません。そのような中で長年助産院を続けて来られた方の思いや仕事への向き合い方に対する配慮や想像力といったものが欠けていたのではないでしょうか。

本当に得難い仕事や功績というものは微妙なバランスの上に成り立っていると改めて思います。私には遠くから見守ることしかできませんが、是非また再開して頂けることを切に祈っております。

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