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なんてことない日に、上海蟹を。┊︎ここのやさいの日記
月曜日は祝日で、各地でイベントがたくさんだったけれど、弊社には関係ないのでいつも通りたんたんと仕事をした。
天気のいい日で、たくさんの野菜がやってきた。かぐらなんばん、ししとう、ピーマン、ねぎ、新ごぼう、ズッキーニ、かぼちゃ……とにかくいっぱい!
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江南区でいつもお世話になってる米山さんという農家のご夫婦がいるんだけど、特に長芋とごぼうがおいしい。とろろが嫌いだったけど克服できたくらいにはおいしい。
その米山さんのところには、お昼頃行ったら、昼食を出してくれた。ていうかいつも何かしら食べさせてくれる。私があんこ大好きなのも知っている。いつも腹が減ってる32歳としてはほんとうにありがたい。
「春菊のさ、なめ…なめ…作りたいんだけど何入れたらいい?」と尋ねる米山順子さん。ナムルのことね。
「塩と、ごま油と、中華だしとかですかね。味をみながら塩入れて」と言ってるそばから、さっそく塩を入れすぎたらしく、「しょっかれえわ!」と言って砂糖を足す。
全然まだしょっぱい。そんでまた砂糖を足す。春菊の主張が強いのに、味が濃い不思議な1品ができた。料理は引き算とはよく言ったものである。
「いいんじゃないですか!米雄(よねおと読む。旦那さんのこと)さんは濃い味好きでしょ!」とフォローしたけど、味を濃くしすぎたのを申告する前から「しょっかれ!」と言われていて笑っちゃった。
まさに農家といわんばかりに野菜のおかずがずらりと並ぶお昼ごはんの中に、かに汁があって、私はたいへんテンションが上がった。ひとり暮らしでは絶対食べられないから。
小さなかにが、お椀の中に入ってて、かに味噌を吸うタイプのあれ。汁いっぱいにかに出汁が広がっててうまい。
「これ、上海蟹だぞ」という米雄さん。
上海蟹、初めて食べた。かに味噌あんまり得意じゃなかったけど、小さなビジュのわりに濃厚でおいしい。あんまり得意じゃなかったかに味噌を食べられたのは、この歌のおかげかもしれない。
ということで月曜日から今まで、ずっとこの歌が耳に残ってしまい、ラジオを聴いてはこの歌を聴いての繰り返し。いつかまた上海蟹に会いたいな。