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流れた血潮、今この瞬間から新しい君

日曜日は2か月ぶりのやすみだった。

午前中に予定を入れないと私はたぶん14時くらいまで寝てしまうのと、起きてそのまま仕事をしてしまいそうだと思ったので、夜型人間だけど朝から予定を入れてきた。

それが趣味のひとつ、献血。

献血は、コロナ禍になり始めた頃からやっている。

2020年春頃、当時市役所で働いていたのだけど、コロナ禍なりたてで、たまの楽しみだった仕事中に外でのランチもできず、ジムにも行けなくなっていた。

そんなとき、市役所に献血カーがやってきた。

どうやらコロナ禍のステイホームで血が足りないらしい。

やった!これだ!仕事もサボれる!(献血のときは抜けてOKというきまりだったの役所っぽいね)

そんなノリでやってみた初めての献血は、コロナ禍ということもありめちゃくちゃ感謝された。それはそれは、もう本当にありがとうございます、いてくれてありがとう貴女的存在感謝。

ぼーっと仕事サボってるだけなのにこんなに感謝されることってないなと思った。まるでプリンセスのような扱い。うれし〜。

そこから、市役所を辞めたあともちょこちょこ献血に行くように。仕事をやめて、無職のときも献血には行ってた。

そんなこんなで、久しぶりの休みに献血へ行ってきた。

献血に行くと、とにかく水分をとれと言われる。

カルピスとリアルゴールドとかいうサウナみたいな飲み物、いつも飲んじゃう

いつもは絶対砂糖の入った飲み物を飲まない(なぜなら固形でカロリーをとりたいから)のだけど、献血のときは大解放している。年に2回しかない大チャンスだから。

そしていざ献血。

指先に針を刺し、ヘモグロビンが足りてるかを事前検査。もちろん足りている。

クリア後は400mlの全血へ。これは一度に採取できる血液のMAX量。

着席すると、ひとりひとりのモニターがある。普段テレビをリアタイで観ない私はテンション爆上がり。

サンジャポがやっている。ワイドナショーも!本当にフジテレビってCM全然ないんだ。と、隅から隅まで観る。たのしい。

全く聞いたことのない、ラ・ムーですら見たことのないような謎銘柄の紙パックスポドリを追加で渡され、それを飲みながら献血をする。

献血の針は結構太い。そして私はそれが腕に刺さるのを見るのがわりと好き。ブスゥ!って刺さる感じ。毎度ガン見。たのしい。

でもそれより好きなのが、血が流れていき、採血用の入れ物に血液が入っていくのを見るのが好き。

うおお!抜けてるぜ!そして振動が脈に伝わってドドドドってけいれんしてる。

たのしい!

無事採血を終えてからは、駐車券をもらい、合法的に長めに休む。

おやすみ所には、たくさんの漫画と、ドリンクバー、そしてひとつ選べる自販機のお菓子。

コーヒーとお茶の両刀使い

私はサワークリームオニオン味のポテチが大好きで、自販機にあったからそれにしようと思ったのに、SLOWBARとかいうどう考えても献血ルームか新幹線ホームの自販機にしかなさそうな謎お菓子に惹かれてそっちにしてしまった。悔しい。ブルボンめ。

本棚を物色していると、青春時代読みたくて仕方なかった『僕等がいた』が目についた。

最終巻とそのひとつ前を読めば大方思い出すかと思い、読み始める。

パラ…

パラ…


うううwww気づいたら献血ルームで鼻水かむほどの大号泣wwwwwwひとり爆泣きwww

こんな話だったっけ

最後2冊を読んで泣いたら次は最初2巻読むしかないだろ。

ということで1,2巻を読んでから帰った。10年以上前に読んだときは、竹内くんが好きだったけど30超えて読んだら矢野一択だった。好みは変わるものだ。今度は満喫でじっくり読もうと強く誓う。

気づいたら、もらった駐車券サービス時間を超えていた。あーあ。

献血は、私のようなカス人間でも多方面から感謝される神イベントなんだけど、どうやったってゆったり過ごさなければいけないので、「今日は休みだぞ」の切り替えにピッタリだった。また行く。

今年は成分献血もやってみようと思います。趣味はラジオ(できてる)・筋トレ(サボるな)・献血(サボるな)ですからね。

血をたっぷり抜いて、今日から新しい私です。0.4キロ痩せました。心なしかお肌もつやつや、ビジュも良好です。ニューここやさ、どうぞよろしくお願いします。


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