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サウナ

最近サウナブームが到来していると感じています。

例に漏れずぼくもサウナ大好きです。

サウナの楽しみ方としてはサウナに入って、水風呂に浸かって、外気浴やイスに座って休憩をして、またサウナに入るというルーティンを何度か繰り返し、いわゆる「ととのう」という快感を得るというものですよね。この「ととのう」がなかなかすごい快感であるため、ハマる人が続出しているとぼくは認識しています。

「ととのう」は個人的には全身の力が抜け、どこがふわふわした感覚の襲われて多幸感が訪れる状態だと考えています。他の人はどういう状態のことを言っているのか調べてみると、表現としては違うものの似たような感覚になることを「ととのう」と言っていました。

なぜ、サウナによってこのような感覚が得られるのでしょうか?

調べたところによると、血流・血圧の急激な変化により自律神経も同様に急激な変化が生じることでリラックスしつつも興奮状態になるという日常的には珍しいことが起こり、それが「ととのう」だと言われていました。さらに、サウナ入浴により脳疲労が取れて脳が休まり瞑想に近い状態になるという結果も報告されているそうです。

また、サウナで汗を流すことでデトックス効果が得られたり、血管の拡張と収縮を繰り返して血行を促進することで肩こりや冷え性、夏バテの解消など健康面でも良い効果をもたらすことが期待できます。

このように良い面がたくさんあるサウナですが、血流・血圧の急激な変化は快感や健康をもたらすと同時に、過度なものは健康に悪い影響をもたらすこともあるので注意が必要です。

具体的には「血圧サージ」と「ヒートショック」が挙げられます。

血圧サージ:
サージ(surge)は英語で「波のように押し寄せる」という意味で瞬間的な血圧の急上昇が高波のように押し寄せる現象のことで、血圧が急上昇すると、血管には急激に大きな圧力がかかるため、血管を傷めてしまいます。こうした状態が続くと、動脈硬化が進みやすくなり、脳卒中や心筋梗塞の発症率が高まることが分かっています。
ヒートショック:
気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。

特にヒートショックは、健康な人であっても急激な血圧の変化によって意識が朦朧としてそのまま意識を失うということが起こり得ます。最近では気温が下がってきているため、サウナと水風呂の組み合わせだけでなくサウナと外気浴の組み合わせでもこのような急激な血圧の変化が起こり得るため十分注意しましょう。

また、サウナ入浴は汗をたくさんかく行為であるため脱水症状にも気をつけましょう。

以上のことを踏まえると、サウナ入浴は水分補給や休憩をきちんと行い、自分の体調と相談しながらする必要がありますね。サウナの多くは 12 分計があるため、時間によって区切っている方も多いと思います。しかし、日によっても自分の体調は異なるため、脈拍により区切ることで異変にも気付きやすく危険な状況を多少避けることにつながるため、この方法の実践をおすすめします。

最後に、サウナ入浴は良い面も数多くあり魅力的である一方、危険を伴う行為であるため、快楽に溺れることなく適度に楽しみましょう!!!

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参考: