この思い届けてガルウィング
12月1日。昨年の今日、私にとって大きなターニングポイントがあった。
ズバリ、ラーメンズ小林賢太郎氏の表舞台引退である。
この大事件は私をわからず屋にさせ、またちょっと優しくさせた(はず)。
安室奈美恵さんが引退なさった時ファンであった友だちが大号泣しているのを思い出した。それを見てポカンとしていたあの頃の私に言ってやりたい。「お前には分からなくても、誰かの人生において大事件なんだぞ!」と。
そう、人生かけて好きなんだよ。好きなものは時間と共に変化するから、人生というとアレかもしれない。けれどある時点の自分を形成する1要素であり、その自分が過去から今を経由し未来へと向かうことは間違いない。「好き」ってのは中々奥深い感情じゃねぇか…。
まぁ、この事の大きさが分かったところで、かけるべき言葉は更に闇の中へ。
兎にも角にも、そういう方に対し少し優しくなれた。
ところで、私は未だに小林賢太郎氏が引退なさったとは信じることができていない。基本的には私が悪い。
私はファン歴が浅く行動力なども欠如しており、とりあえず小林氏の立つ舞台を見に行ったことがない。
故に私は小林氏のことをニンゲンだということ自体を疑っている。人でなしとか、はたまた神だとか言いたい訳じゃない。でもニンゲンという括りではしっくりこない。
とある回の演劇ぶっく、表紙に書かれた「変化し続ける人でありたい」
"『演劇ぶっく』No.162【表紙/小林賢太郎】 | 【演劇ぶっく】バックナンバー | | えんぶショップ" http://enbu.shop21.makeshop.jp/smartphone/detail.html?id=009002000049
私には、『変化し続ける、「まずは」人でありたい……』
と変換された。人ではないことがバレないようにありたい…。とな。
何だか小林賢太郎という男は掴みどころが難しい。たまに人間味のあるエピソードを聞くことがある。その時は、そうか人間かと思うが後々それすらも自己の演出では無いかと疑ってしまう。
そんな方に引退という概念はない。(断言)
こうして、私のひねくれた精神が中々引退を認めてくれない。勿論情報として理解している上で。わからず屋で結構。
万物は流転する。未来とはfutureだ、英語で。どんな考えや想像も実現される確率はゼロじゃない。
あぁ、ガルウィングとかが付いたタイムマシンが欲しい。勿論左ハンドル。運転は任せた。
もしガルウィングが付いたタイムマシンがあったら、過去の自分にもっと推しの「今」を追いかけろ、と言いに行きたい。
昨年は別れの年だった。
犬の心さんの解散、ヒガシ逢ウサカさんの解散、てんしとあくま川口さんの逝去…。
本当に本当に好きだった。今も好き。
推しているうちに、いつの間にかずっといるのが当たり前になっていた自分に気づいた。でもそんなことなかった。
今年は特筆には値しないが「今」と過去から目を背けたくなることがあった年だった。
でも、だからこそ離れていても一緒に「今」を過ごせることを感謝したいし、この特権を十二分に楽しみたい。一寸先は意外と闇のようだから。(小林さんは特に次の動きが分からない…目的地はどこなんだろう)
何はともあれ推し活ライフ、楽しんでいこう。
本当に今年も色々あったけど、これからもずっと私の大好きな100余り組ほどいる芸人さん達を応援していきたい。応援していきたいと言いつつすぐにキャッキャとはしゃいで、腹抱えて笑って、既に一方的に私が楽しいだけ。よくそんな設定思いつくよなぁ…。あぁー、面白い。
ここまで読んで下さった強者の皆様、ありがとうございました。あなたに、なんかしらの幸あれ!