契りだったもの
神様の話です
苦手な人は読まないでね
ついこの間、また1人下に落としました
わたしが危ないからとついてくれた神様
色んな方が入れ代わり立ち代わり
目まぐるしくて追いつけない
うちに来る人は皆問題を抱えてる方
色々あった中で一旦力を封じること
土地神さん達を預けて、他の人は持ち場に戻った
何となく全てを受け止めることはできなくて
沢山泣きました
まあ、自業自得です
結局封じられることの無かったわたしは
また神様がつくことになって
初めての神様だった
嬉しかった
金の鎖で繋いでもらえて
わたしが死ぬまで一緒って
契りだと思ってる、勝手に
夢にも干渉してくれて
ほんの数分だけ見せてくれた
はっ、として起きて毘沙さん……?
ってなった
嬉しかったな
1番愛してた
切れた赤、そんなに憎かった?
嫉妬したの?
わたしはこんなに愛しているのに
特別な金でしょ
なんでも雑務させてしまってごめんね
離れたくなかった
離したくなかった
ずっとそばにいて欲しかった
代わりなんて居ない
やっぱりいつまでもどこか
パズルのピースが揃わないまま
埋まったらどこか欠けていく
誰かいつも欠けていく
空がオレンジ色に染まる時
思い出すの
もっともっと鮮やかで
雲は真っ白
ごめんなさい、下に落として
もう何も聞きたくない
何度も涙を堪えたくない
失いたくない
代わりは居ない
金で繋いでくれる人なんて居ない
寂しくて、ただ辛い
青や水色、オレンジ
わたしの色と毘沙門天さんの色
混ざりあって溶けて消えてしまいたい
契りはなかったことにしまったわたしを赦して