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#3 夢を描けない

思春期に入ったころから

自分が女性であるということに

こだわりたくないと思っていました。

男に生まれたかったな と思っていた時期もありました。


結婚 ということを考えると

相手もいないのに吐きそうでした。

自分の人生がそこで終わってしまうように

思っていた時期がありました。


何になりたい とか

何をしたい とか

具体的な夢が持てませんでした。


ひとつ長く持っていた夢が

あったのですが

現実を見たつもりになって

それは夢ではなくなってしまいました。


自分の将来を空想するときは

高校へ行って

大学へ行って

就職して

結婚 ・・・ しなきゃいけないのか

そこでいつも暗澹とした気持ちになっていました。


どうせ 女だから

というあきらめの気持ちと

そんなの嫌だ と抗いたい気持ちと

ただただ

同じところをぐるぐる回るばかりでした。


結婚したら 自分のことは何もできなくなる

子供の頃は親のために生きて

結婚したら子供のために生きて

自分の人生 って いつ生きることが

できるんだろう?


普通に学校へ行き

普通に友達と談笑し

授業を受け学校行事にも参加する

普通の高校生でした。


ただ

この先の人生を思い描こうとすると

どうせ自分には無理だなと

なりたい自分 や やりたいこと

明るい未来は

なにも思い描くことはできませんでした。


大学へ行かなければなれない職業

を夢みていたこともあったので

小学生の頃から大学へ行くと決めて

いました。


とりあえず大学へ行こう

そう当面の目標を決めました。


つづく








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