迷惑かけてもかけられてもいい社会
元ネタはこのトークです。
赤ちゃんがいても受講できますか?
そんなお問合せをいただくことがあります。
私もこのお問合せをしまくっていた時期があります。
気になるのは主にこの2点でした。
・赤ちゃんがぐずっていて、他の方の迷惑にならないか
・自分が集中できない状態になるかもしれないが、それでもちゃんと学べるのか
最近はオンラインセミナーも増えてきたので、前よりはこの心配がなくなってきたなと思います。
ぐずっても泣いても
ミュートにできるし
カメラオフOKならば
授乳だって
おむつ替えだって
できる!
だから、
最近のママ・パパさんたちが
気になさるのは
赤ちゃんがいて
集中力が散漫になるかも。
そんな状態でも
教わることができるの?
自分は、
身につけたいものを
身につけられるの?!
…ということだと思います。
ここでちょっと話が変わります。
私が0歳児を抱えていた時のことです。
ど〜うしても受講したい
半年間のクラスがありました。
リアル開催で
時間も長いものです。
先生に「赤ちゃんが一緒でも、大丈夫ですか?」ってお聞きしたら、ニコニコしておっしゃいました。
「母親が母親だってことで、学ぶ権利を奪われるような社会はダメだよね。だから、あなたは堂々と受けたらいい」
「泣くかもしれないんです」
「そりゃ、泣くでしょ。泣かなかったら、君、セミナーなんて来ている場合じゃないでしょ(笑)まれにおとなしい子もいるけど、君の赤ちゃんは違うんでしょ?」
この返事に私は吹き出してしまいました。
でも、まだ心配だったんです。
「周りの方に迷惑になるかも…」
「迷惑だよ」
「え?」
「迷惑かけてよくない? 迷惑だからって理由で、母親から学ぶ権利を奪う社会はダメじゃん? もっと心の広い社会にみんな住みたいでしょ? 迷惑かけてもいい、かけられてもいい、でよくない?」
この時、かなり力が抜けました。
それで、思っていることをなんでも正直に相談できる気持ちになって、さらに不安を打ち明けました。
「では、迷惑をかけるのはありだとして、私自身のことが心配なんです。赤ちゃんに気を取られて、講義に集中できなくて、学びたいことが学べなくて、お金と時間を無駄にしたなって後悔するのが怖くて…。
それを先生に『私は受けても大丈夫か?』って聞くこと自体、なんかズレてるなとも思うんですけど」
「ズレてないよ。普通気にするでしょ。だって、学びたいんだから。当然気にするところでしょ。で、君、大丈夫だよ」
「大丈夫ですか?!」
「だって、君は学びたいって思ってるじゃん。赤ちゃんがいるいないに関係なく、どうにかしちゃうと思うよ(笑)」
それで私は清水の舞台から飛び降りる覚悟で、当時の貯金のほとんどを費やして、先生のコースに申し込んだのでした。
その学びの先に
今の私がいます。^^
ということで、
受講したいコースとか
環境にもよるとは
思うのですが
赤ちゃんの安全や
健康に配慮しながら
学びたいことを
身につけることは
できちゃうものだと
思っています。
それでも
赤ちゃんがいての受講が
難しい場合や
ベストではない場合は
焦らずに
タイミングを待てばいいのです。
「母(父)親が母(父)親であることで学ぶ権利を奪われるような社会はダメだよね。だから、あなたは堂々と受けたらいい」
「君は学びたいって思ってるじゃん。赤ちゃんがいるいないに関係なく、どうにかしちゃうと思うよ(笑)」
師匠からもらったこの言葉を
あなたにもお贈りします。
そして、もうひとつ。
こちらも。
”迷惑かけてもかけられてもいい。
そんな心の広い社会にみんな住みたいでしょ?”