願いはどうせ叶う。良くも悪くも。
願望実現系のワークをしても、願いが叶いません。
というお悩みをもたれる多くの方の根底にあるのが
「どうせ、叶わないでしょ?」
だなぁと感じます。
「いいえ、私は叶うと信じていました」とおっしゃる方も
・叶うかどうか証明したい
・叶うかどうか試したい
という言葉がふとした瞬間にもれ、無意識では信じていないのが見えたりします。
私は子供のころから20代半ばまで、夢の中で不思議な男の子に色々教えてもらっていました。
頻繁に夢に登場する彼と、ある日「大統領」を探していました。
東京都ほどの大きさの「庭」でパーティーの来客と時を過ごしているという「大統領」。
どこへ行っても「さっきまではいたけど」という答えが返って来ます。
広い広い庭を、必死で移動しても、追いつけず、いつも
「ついさっき、どこそこへ行った」
「30分ほど前にここを離れた」
という言葉が返って来るのです。
それでも「しばらくプールにいると言っていたよ」という情報をもらい、プールへ向かうと、そこには「大統領の息子」がいました。
彼に大統領に会いたいことを伝えると、またもや
「ついさっきまで、ここにいたんだけど」
という返事が返って来ます。
思わず、言ってしまいました。
「でしょうね。あちこち探し回っても、全然会えないんです。いつも、ニアミス!決して追いつけない。今回も、どうせ会えないんじゃないかと思ってた」
その瞬間、プールエリアにいた全員がぴたっと会話をやめ、ものすごく驚いた顔で私の方を振り返ったのです。
「え?」
その反応に動揺していると、大統領の息子が言いました。
「まさか、この世界のルールを忘れてしまってます?」
私と行動を共にしている不思議な男の子も言います。
「そう考えていたなら、そりゃ、会えないよ」
そう。この世界のルールとは「思った方へ向かう」ということだったのです。
どうせ、会えないんじゃないか。
この思考が私を導く先は「どうせ会えないんじゃないか」。
行き先は物理的な場ではなく「思い」なのです。
時間も「場所」だよ、と不思議な男の子に教えてもらいましたが、実は「思い」も「場所」なのです。
突然、そのことが腑に落ちた私は「会えるんだ」と思いました。
夢は長いので続きは書きませんが、その後、すぐに「大統領」に会えたのです。
でも、それ夢の話でしょ。と、思うかもしれませんが、現実の世界も同じです。
無意識に「設定された結果」へと、無意識は私たちを導くのです。無意識の間に。
とはいえ、「どうせ無理なんじゃないか」「本当に叶うか試してみよう」という思考を持っている時、「できると思ったらできる」と言われても、多くの方が「あ、そーなん?! じゃ、そうする」っていう風になれないようです。
私も、昔、そうでした。
今も、ものごとによっては、そうかも。笑
なぜ、ぱっと切り替えられないかというと
「今までそうだったから」です。
過去を参考に今とこれからを決めているからです。
本当は過去からでも未来からでも時間は流せるので、「できる」未来から流せばいいのですが、どうしてもこれまでのくせで過去から流してしまうのですよね。
本当は、証拠など、いらないんです。
「できる証拠」など、いらない。
「叶う証明」もしなくていい。
今日を、生きたいように生きる。
この時間を、生きたいように生きる。
どうしてダメなのか、ではなく
今の行動やあり方のベストは、を考える。
そして、やる。
気づいてしまえば、とてもシンプルなことなんですよ。
「結果」は自分の今の思考を見れば、わかります。そのままだから。
どちらに向かっているか常にチェックをして、違う方へ向いていたら、ハンドルを反対側へ切り替えていきましょ。