SZ10THで、SexyZoneと確かに「繋がった」話
「大好き」ただ、この一言に尽きるのである。
私は、SexyZoneの新規ファンだ。
いわゆるセクラバ赤ちゃんであり、現時点でやっと本格的にセクラバとなってから半年が経った。その程度の赤ちゃんだ。半年となると、ハイハイはできるだろうか。まだできないだろう。おそらく座れるだろうか。寝返りは打てるかもしれない。そのレベルだ。
私の記憶に残るものを、少しでも多く書き綴っていこうと思うのだが、なにか内容に問題があるものがあればご指導いただきたい。初心者こそそのようなミスを犯すのだ。
私がセクラバになった経緯としては、以前まとめた以下をご参照いただければと思うが、今回は「彼らが作る世界の光の一部になってきた」話と、宮城公演オーラス配信の泣きながら言葉にできないものをどうにか形にしたいという熱意だけを記憶として残しておくために筆をとることにした。
SZ10TH6/25に参戦した話
実は、6/25福岡夜公演に私は参戦している。
その思いの丈もまた、記し上げてしまおうと思っていたのだが読み返せば読み返すほどしっちゃかめっちゃかであり、もはや何がどうだったのかもよく分からない状態になっているため改めて今、冷静に思い返してみようとしているところだ。
6/25、この日の記憶はPEACH「きっと恋に落ちちゃったんだ、ほら」で締めくくられる。
宮城配信を見てやっと気がついたのだが、風磨くんのPEACHファンサは今回恒例?のようで安心した。私は推しが人にファンサしている姿を見るのが大好きである。
このままでは、下書きに残る理解不能の怪文書の二の舞になりそうなので、順を追って整理していこう。
当日。
席運に一生のチケ運を使い果たす。
B列前から4列目。5回ほどチケットを見直して10回は席を確認した。座ってもなおよく理解できずに一度外に出て深呼吸したまでもある。
席運がおかしいんだよな……。
□菊池風磨くん
この公演では、ひとまず風磨くんのPEACHファンサで息絶えている。その記憶だけは確かにある。その記憶だけは墓場まで持っていこうと思ったからだ。
マリンメッセの配置はご存知だろうか。花道の真ん中にアリーナ席があり、花道の横にまた人の通れるスペースと観客席とを隔てる柵がある。
風磨くんはその花道を降り、もはや柵に寄りかかる寸前の近さでファンサを行っていた。
私は今でもあの綺麗なお姉様の心拍数を心配している。
その日は動揺のあまり、永遠とその話ばかりを繰り返す羽目になった。その後に見た「新しいカギ」の衝撃は忘れないだろう。この日に限って少女漫画をしないで欲しい。私はまだ人間を辞めるのが怖くて時かけを履修できていないのだ。
翔平に夏も恋も全部もっていかれる前に、持っていかれるのが怖くて見れていない。本末転倒である。
長々と書いてしまったが、当日の私のメモの8割はここしかない。ただ、菊池風磨というアイドルのファンサを覗き見て死ぬ観客D。恐ろしい男である。
もはや、この日の風磨くんの感想はこれに尽きる。
これしか残っていない。えっちではなかったが、人は殺したとしか残っていなかった。PEACHを歌いながらラブソーを背負い100年先も愛を誓ったとしかメモには残っていなかった。この日は真面目に夜も眠れなかった。最後に時計を見た記憶があるのは午前3時だった。これは菊池風磨のせいである。
恋が始まるよーーーー!!フゥ!
▽これはふまけん
風磨くん「彼女はキレイだったに出演しています」
健人くん「イタイケに恋してに出演しています」
月9に出たい風磨くん、遂にシンメの出演枠(火9)をかっさらって行った。
□中島健人くん
私が「SexyZone」に興味を持ったきっかけを作っていただいた私たちのアイドル。完全無欠の最強アイドルケンティーこと中島健人くん。
はじめてライブに参戦するなら、青色のペンラを振るのだと決めていた。彼こそが私のきっかけだからである。
健人くんがいたからこそ、SexyZoneに興味を持ち、健人くんがいたからCDを買う背中を押された。※未満警察
だからこそ、はじめてライトを振るなら青色で健人くんのうちわを持つのだと決めていたのだ。
数メートル先で、しっかりと顔まで見えた健人くんはどうだったか。健人くんは実在したし足が7メートルあった。わかったのはそれくらいだ。中島健人くんは実在したのである。初っ端の花道移動で目の前に止まり、エレベーターみたいなやつで上に上がっていった。
はぁ、顔、良。
もはやその事実以外覚えていない。あれが幻覚でなければ健人くんは実在し、顔が良く、足が7メートルある。
これは、おそらく宮城オーラス配信の感想の時にも書くことになると思うが、健人くんは時事ネタが強い。前日の某番組を経て「悪魔にはならないよ!」と後ろ手に手を振って帰った中島健人くん、一生推させていただくことにした。
中島健人というアイドルは悪魔にもならなければサイコパスにもならないのである。
□佐藤勝利くん
顔面国宝様。
綺麗な金髪だった。キラキラとしていた。本日のために、昨日美容院に行って綺麗な金髪にしてくださったらしい。泣いた。
勝利くん、勝利くんって生きてるんだァ……。
MCの際にJr.SPの和田くんの「顔面担当」という自己紹介に対して風磨くんの「勝利の前でよくそれ言えたな!」の横でおそらくドヤ顔をしていただろう勝利くん。可愛い以外の何者でもない。
和田くんともお互いに「顔面担当」「顔面国宝」としての役割分担を行い和気あいあいとわらわらしていた、というメモが残っていた。面白くて可愛かった記憶だけは私にもある。
もう1つ勝利くんといえば風磨くんソロ「My Life」。
Hにrhythm刻む。青少年の鑑、佐藤勝利くん。Hにrhythm刻みながら目の前で腰を振って歩いていった。勘弁して欲しい。
私は常々勝利くんが選ぶ「言葉」が大好きなのだが、この日の挨拶のことはよく覚えていない。それだけが悔しかった。
□松島聡くん
聡ちゃんの笑顔が世界でいちばんかわいい。
マイナスイオンリザクレーション。
私がはじめて聡ちゃんにときめいたのは、初めて見たリペコンの円盤べーっ!のところなのだが、聡ちゃんはずっと、かわいい。聡ちゃんはかわいい。これは自然の摂理である。IQだけが下がっていく。とにかく聡ちゃんが可愛かった。
丁度「名脇役」の際、聡ちゃんが目の前に来てくださった。例によってエレベーターみたいなやつで上に上がっていく聡ちゃん。ずっと、私たちの方を見て、手を振ってくれているみんなに目を合わせて、うちわを見て、笑顔で手を振ってくれる聡ちゃん。
松島聡というアイドルには幸せ成分が詰まっていると思う。あの瞬間、その笑顔を見るだけで幸せだった。聡ちゃんが笑っていてくれることが、笑顔でそこにいてくれることが、幸せだった。聡ちゃんかわいい(IQ3)。
MCの時に福岡ラーメン、バリカタを頼むも「ちょっと硬いよね?」と言ってしまったらしい聡ちゃんエピが可愛かった。ふまけんがバリカタを頼んでいたために勝利くんの「お兄ちゃん達と一緒にしたかったんだよね?」の擁護も含めて可愛かった。
聡ちゃんがかわいい(IQ3)
□マリウス葉くん
彼は、確かにそこにいたのだ。
ペジコンを見た時から「SexyZone」が5人でいてくれることを疑ってはいなかった。今回も、10周年も、5人でいてくれる。理解した上でライブに臨んだつもりだった。
それでも、はっきりと、やはりマリウスはそこにいたのだと改めて実感するとただ、ただ、胸がいっぱいになった。こればかりは仕方がない。
風磨くんの挨拶の中にあった「マリウスのうちわを持って、オレンジのライトを振ってくれている人がいた」「マリウスは"いる"んだって、5人だって思えた」あくまでメモにもうろ覚えと残っているので、もう時間が経ちすぎた現在ではうろ覚えもうろ覚え、もはや妄想の域に達しているかもしれないが、確かにそのようなことを風磨くんが言っていたのだ。
オーラスを見た今となっては、ただ、ただ、締め付けられる旨が優しくて苦しい。その限りである。
この日においての記憶は、どこまで書き綴ろうか迷う。
ただ、はっきりと言えるのは私がほんの少しまでに夢に見た「彼らの作る世界の光のひとつになること」は、こんなにも早く達成してしまったのだ。
「all this time」でオレンジ色を灯して、少しでも彼らに届くようにと。彼らが5人であることを願うように、その力にはなれただろうか。彼らの世界を彩る一部になれたことは、この先ずっと誇らしいことだと思うのだ。
だからこそ、また、「SexyZone」が5人に戻れたなら。マリウスが、その選択を選んでくれたなら。私はまた彼らの世界を彩る一部になりたい。光を作る一部になりたい。ただただ、強欲な願いばかりは募るばかりだ。
のちのオーラス配信でも、おそらく同じような話をすることになるがやはり楽曲「SexyZone」についてだ。シングルメドレーを経てのデビュー曲「SexyZone」。
そして、彼らの言葉を聞いての「RUN」「Change the World」。泣かないわけがない。その日、ペンラに着いている全色回転の必要性を理解した。もう、それしか振れなかった。誰かひとりの色ではなく、みんなの、みんなの色しか振れなかった。
はじめての、現地参戦はただひたすら夢のようで。夢だった可能性もある。夢だったのかもしれない。ここまで全て私の妄想かもしれない。次の日買ったパーフェクトワンだけは本物だ。手元にある。
6/25福岡夜公演については、ひとまず以上としたい。
この日に触れた演出や、感覚、感動も全て記しておきたいところだがオーラスも含めてその話をさせて頂ければと思う。
宮城オーラス配信について
7/11(日)宮城オーラス配信。まずは、ここまで駆け抜けてくれて、有観客でのライブを続けてくれて、私たちに届けてくれてありがとうと、伝えたい。それからお疲れ様でした。伝えきれないくらいの感謝を、示す方法すら分からないが「ありがとう」と、何度でも伝えたい。
この配信を見ることは決めていた。けれど、正直舐めていた。私は舞台やライブはナマモノだからこそ現地が1番響くものだと思っている。そこでしか感じられない空気や、そこでしか味わえないもの、情報の多さだけでいえば間違いなく「現場」にいる方が良い。
つまり、6/25福岡を体験している私にとっていくらオーラスとはいえ、あの日感じた感動を超えることは無いと思っていた。
それは違った。
なんと、表現するべきなのかよく分からない。けれど私は、私たちはあの日、確かにSexyZoneと”繋がった”のだ。画面越しに、私たちの声が届いて、思いや、表情が届いて、彼らが繋げてくれた。
そうでなければ、涙が止まらないほど、指先が震えるほど、心の中がいっぱいで、言葉が出てこなくなるほどの苦しさが溢れるはずがない。
ありがとう、SexyZone。確かにあの日、私はそこにいた。
□物語について
SexyZoneのライブには、物語がある。
赤ちゃんなりにで恐縮だが、明確に「物語」が生まれ始めたのはリペコン辺りからではないだろうか。それぞれのライブでSexyZoneがメッセージを伝えてくれる。
確かMCの最中に「やりたいことが沢山あって、どう詰め込むか悩んだ」と、聡ちゃんが話していたような記憶がある。今回の演出には、まだまだ感じ取ることのできていない彼らの思いが沢山詰まっている。それだけは、確かだ。
今回の物語の中には大まかに「思い出」そして「決意表明」と「願い」があると思っている。
お爺さんが、子供たちに思い出を語るところから物語ははじまる。正直、すでにおぼろげでどのような話をしていたのかは覚えていない。始まりにして、泣きそうになったことだけはおぼえている。記憶力がポンコツ。
ただ、唯一覚えているのは、セトリ1曲目のレツミュの入り方、物語からの導入の仕方だ。配信でも、現地にいた時も変わらず、物語から切り替わってレツミュのタイトルが出て、音楽が流れ出す。
「LET'S MUSIC」最高のオープニングである。
これ以上の始まりがあるだろうか。アニバーサリーライブの、初めを飾る曲。それが「LET'S MUSIC」。天才なのでは?天才である。全身がぶわっとした。
「──さぁ、音楽を始めよう。」これは、私の長くお世話になっている二次元ジャンルの言葉なのだが、あの瞬間を表すならきっと1番これがしっくり来ると思う。直訳じゃん。馬鹿がバレてしまう。
ポプステから順に遡って、同じ演出、当時の映像。語彙力がなくて大変申し訳ないがやはり天才の所業である。今と昔を並べて、遡っていく。やはり天才である。
「Hey,Mari」
こう。この、ここ。絶対に入れたかった演出なのかなと、ふと、思う。この部分の諸々については後々触れたいため、現時点では割愛させていただきたい。
そしておそらく、このセットリストの最後。振り返りの最後。ここでやって来るのが「タイムトラベル」だ。ここで一旦物語が区切られる。天才である。このあたりの記憶が怪しいため、未来の私が違うな……と言い始める可能性は大なので、この点については薄目で流して欲しい。
セットリストも含めての物語だ。
そして、終盤。この演出がどこで入れこまれていたのか覚えていないのだがまた、映像が流れた。
SexyZoneのデビュー衣装。ポプステで、マリウスが演出に利用したあの人形。4つの人形が綺麗に並べられていて、青い衣装を着たもう1つがそのケースに入った4つの方向を向いている。その光景をただ、少年が嬉しそうに眺める、その映像だ。ここで、胸を掴まれて、ずっと頭からあの映像だけが離れなかった。
「all this time」からの怒涛の流れ、耐えられる人がいるのだろうか。シングル曲メドレーの周りに飾ってあるのは当時の衣装。ひとつ、ひとつ、振り返って。そうして最後にやってくるのが「SexyZone」。これが答えだった。
このライブを締めくくる物語は、彼らに憧れた「SexyZone」に憧れた、少年たちが「僕たちも彼らみたいになれるかな」の問いにお爺さんが「”君らしく”あればいいんだよ」と、返す。
STAGEの歌詞に「いつかまた出逢うなら、僕らが描く”頂上”で」「誰かの夢に」とある。
もしかすると、これは彼らの決意表明なのかもしれない。頂上で、「誰かの夢に」なるのだ。未来の、少年たちがSexyZoneに憧れる。ずっと先の未来でも憧れられるようなアイドルになる。「頂上」に立った、彼らに憧れる。
けれども、その上で「SexyZone」の答えは「SexyZoneみたいになれるよ」ではない。「君らしくあればいい」。それだけだ。いつだって、彼らは「らしさ」を肯定してくれる。
私は、あのお爺さんのことは「マリウス」であればいいと願っている。感じ方は自由だろう。人それぞれ、あの物語に対する解釈はあると思う。
それでも、私がSZ10THに込められた物語を読み解くならばこうする。
🌹 今までを振り返っていく、アルバムを眺めるような懐かしさを感じることが出来る、彼らの”今まで”もまた肯定しながら進んでいく「思い出」の話。
🌹 未来の少年たちが憧れるような「SexyZone」になること、頂上に立って、誰かの夢になること、きみらしく、引いては「自分たちらしく」頂上へと登っていくこと、改めて言葉にするでもなく、ただしっかりと根を張って「決意表明」をする話。
🌹 そして、「マリウス葉」が、マリウスと、共にありたいという「願い」の話。
この3つが、大きな柱であったようなそんな気がするのだ。
□マリウスについて
彼は確かにいた。間違いなく、意識的に。「マリウス」と一緒に。SexyZoneは揃って5人で10周年ライブを走り抜けた。
細かくあげていけばキリがないだろう。ライトの色や、CANDYで全員分用意したよ!と健人くんが渡したキャンディを持って踊る床の色は「オレンジ色」のキャンディ。それを上から映す形で魅せる。配信でもそうだったし、記憶が正しければ現地でも画面に映っていたのはおそらく頭上からの映像だったと思う。
「人工知能のMari」にしてもそうだ。新しい色を塗り足していくコンセプトのある、リペコン。リペコン特有の演出でもあっただろうが、「カラー」をメインに据えていたあのライブから、演出として出してきたのが「Mari」。あの姿であればマリウスは出演できる。マリウスと一緒に、舞台に立つことが出来る。書きながら胸が苦しくなってきた。
しかし今回、特に注目して書き出すなら3点だ。
「all this time」「SexyZone」「twilight sunset」この3つに共通しているのは「色」だ。
「all this time」
これはもう、そうだろう。それはそう。はっきりと断言しよう。確かに、確かに「5人」だった。
会場では、ほとんどのペンライトの色がオレンジになってステージではマリウスが歌っている。あの、5人の人形と一緒に、マリウスが歌っている。
それぞれ、別れていたはずの4人が真ん中に集まって、そして並んでまっすぐ、前を向いて、マリウスが歌っている「ステージ」へと歩き出す。オレンジ色のライトに包まれながら。みんなで、歌いながら。マリウスが待つ、舞台へと歩き出す。
その瞬間、SexyZoneは「SexyZone」として完成する。私たちが、光を作って、4人は舞台上のマリウスへと向かって。誰一人欠けることなくみんなで。みんなで、歌ったのだ。
「SexyZone」
ずっと、立ち位置は空いている。いつも、どんな時でも、SexyZoneを歌う時だけは、1人分場所が空いている。5つの色がバックにあって、4人はペンライトを持って踊る。配信では比較見えていたが、現地では彼らの持つ「色」しか見えなかった。
「色」だけであれば、5人でいられる。その時彼らを認識できるのも「色」であり、マリウスを認識するのも「色」なのだ。それぞれの光の間に、オレンジ色が輝いて、「5人」で完成させるSexyZone。
SexyZoneは5人でなければ歌えないのだと、彼らの思いを受け取らずにはいられなかった。
「twilight sunset」
正直、はじめこの曲がアンコールだと知った時は驚いた。数ある曲の中から、twilight sunsetを選ぶ意味。私は恥ずかしながら、配信が終わったあと気がついた。
twilight:日の出前や日没後の薄明。あるいは、おぼろげな光を指す語。(weblio辞典)
つまりは、黄昏時である。その空の色はオレンジ。日は落ちて、ライブの終わりを告げる。けれども、最後の最後まで「マリウス」と歌っていられる。
「今すぐこの瞬間を閉じ込めてよどうか twilight sunset」
「僕らはこの時間を止められないから twilight sunset」
エモいという言葉の使い方が分からないし、あまりその程度の言葉で表現するのもいかがかと思ったのだが、恐らくこういうことを「エモい」というのだと思う。エモい。
余談だが、彼は誰時の話もしておこう。「彼は誰時におかえりを」NOT FOUNDにある、風磨くんのラップ詩だ。
以前きゅあるでラップ詩についての、質問があった際はこの辺りについてはきちんと明言していなかったような気もするが、ポプステコン、挨拶の際(見ながら書いている訳では無いのでおおよそのニュアンスではあるが)「彼は誰時はすぎました」と言ったような発言があったことを覚えている。
彼は誰時は、明け方のことを指す。あとは、日が昇るだけ。菊池風磨くん、頭がいい。情緒の振り幅がえげつない。
「途切れないで、途切れないでよ、このまま夜が明けてゆくまで」
彼らは、マリウスと共にいた。
誰よりも、何よりも「5人」でいたかったのはSexyZoneで、9月から構成を練り始めたと言っていたライブはおそらく数ヶ月の間に変化した。5人でいるために。5人で届けてくれるために。5人で走り抜けるために。
なぜならSexyZoneは、中島健人、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡、マリウス葉。この5人である以上の、「答え」はないからだ。
□SexyZoneについて
彼らの言葉が大好きだ。私はこれを書き終えたら、STAGEコンを見ると思う。5年前の彼らを、10周年を見届けた今私の目にはどう映るのだろうか。今回に至っては、皆様。皆様おそらくそうだと思う。
SexyZoneとRUNの間に挟まれた挨拶。もう、わからない。できる限り丁寧な表現で適切な語彙で、この感情を表現したかったが、無理だ。いや、その、もう、ダメなんだよな。あの、あの流れダメなんだよな。だめなんよ。わかるか。終わったあと胸がいっぱいお腹もいっぱいで食事が喉を通らなかった。だめなんよ。
◇中島健人くん
アイドルを目指して、ステージに立って歌って踊る夢を見て、「みなさんその夢に出てきました?」と言った健人くん。事務所に入って、隣にいる菊池風磨と出会って、松島聡と出会って、佐藤勝利と出会って、マリウス葉と出会った。そして「SexyZone」になった。
SexyZoneになってからも、色々あったし、ぼかしたけれど、色々と健人くんも触れてたかな。触れていたような気がする。溢れてくる言葉を、どうにかどうにか吐き出すように、前を向いて、私たちに伝えてくれる。
彼らを支えてきた「全て」の人に伝えてくれる。中島健人という一人の人間が、アイドルになることを夢見てくれてよかった。アイドルになってくれてよかった。SexyZoneになってくれて、よかった。
「みんなのおかげでアイドルでいれてます」
彼が「アイドル」である理由に、私たちを含めてくれる。肯定してくれる。だから、少しでも。彼らの目の前で胸を張れるような人間でいたい。アイドルになってくれてありがとう。SexyZoneになってくれてありがとう。出会ってくれてありがとう。
◇佐藤勝利くん
宮城に来る前に「5人」の夢を見た勝利くん。5人で笑って、即興で歌を作って、すごくたのしそうで、5人でやりたいなって思った。
「5人」でという思いが強すぎたのかな、とか。その重さが誰かのプレッシャーになってないかな、とか。少なくとも、おそらく。それはパンフレットで話している言葉だとしても、夢を見るまで、それは消えていなかったんだと思う。宮城に来る前に、10周年を駆け抜ける前に「5人 」でいる夢を見た。
「その夢を見て「いいだろう」って思った。だって、それが本心なんだから。5人でいたいことが、本心なんだから。」
5人でいたいという願いを、佐藤勝利という人間が肯定する。他の誰でもない、「SexyZone」の佐藤勝利がそれを肯定した時ぱっと、明るくなったような気がした。
夢を見るのは勝手だ。でも、その夢が正夢になってくれればいい。そうやって、願うことすら不安で、迷って、勝利くんが抱えてきていた優しさが、10周年のいま彼は佐藤勝利自身を「肯定」した。勝利くんの言葉は、常々優しくて、重たくて、丁寧で、まっすぐで、だから、彼の言葉が大好きなんですけど。だから、私達も救われる。勝利くんの言葉に、勝手に救われる。
どうかどうか、正夢になることを。
どうかどうか、未来のその先に「5人」で歌う姿があることを、願わずにはいられないのだ。
◇松島聡くん
聡ちゃんはずっと「笑顔」だった。
SZ10TH、全てを通して聡ちゃんの何が印象的だったかと聞かれれば間違いなく「笑顔」だと答えるだろう。笑顔で手を振って、笑顔で歌って、笑顔でステージに立って。松島聡というアイドルは、ずっと笑顔だった。
挨拶の時もそうだった。楽しかった、幸せだった、幸せだった。それだけの言葉が、その言葉だからこそ、彼が「笑顔」で話す、意味を強くする。
「SexyZone」でいることが、アイドルでいることが、聡ちゃんの悩みだったこともあったけれど、今はこの場にいて、歌って踊って、みんなといること。それが松島聡という人間の「幸せ」なのだと、笑顔で話す。
突然私事だが、適応障害により休職中の身である。まだ、殻は破れていない。ずっと、破れないまま、ここまで来てしまって、どうも限界が来たらしい。だからこそ、あの日聞いた聡ちゃんの言葉が、どんなに、どんなに「松島聡」という人間の強さを感じたか。聡ちゃんは、今自分で選んで「SexyZone」にいる。デビュー当時とは違う。
松島聡という人間が、たくさんある選択肢の中から「SexyZone」でいることを選んだ。
それを、幸せだという。その幸せが、私たちを幸せにしてくれる。だから、聡ちゃんは「アイドル」なのだ。
◇菊池風磨くん
彼は、SexyZoneのことが好きなのだ。
今回、まず崩れるのなら聡ちゃんだと思っていた。SexyZoneにおける「菊池風磨」という立ち位置はずっとそうだったから。私は彼のことを、グループの1番後ろを歩いて、周りを見て、守っている人。盾と矛の、盾のような人、だと思っている。
1番、言葉にしにくいことを「言葉」にして、その言葉を間違えることがない、強いひと。なぜなら、その避けてしまうような部分も「SexyZone」にとっては、大切なものだと理解しているからである。
私たちの前で「笑顔」でいた裏で、本心は違うことがあってもファンの前では「笑顔」でいた。なぜならそこに「SexyZone」を好きでいる人たちがいるから。それは、彼らが歩んできた道で、風磨くんが見つめてきた道で、足跡だ。SexyZoneという「アイドル」を語る時に、かかせない、大切な部分だ。だから、風磨くんはいつも最後に「SexyZone」の話をする。
3人になった時期もあった、5人に戻って、4人になって、また5人になった。そして、10周年、今は4人だ。それまでの道は平坦でもなかったし、むしろボコボコしていて、ぐちゃぐちゃで、ここまで歩いてくるのもきっときっと、すごく大変だったと思う。でも、それが「SexyZone 」が歩いてきた道なのだ。
「本当は、本音を言えば、マリウスもここにいて一緒にありがとうと言いたかった」
すこしだけ、言葉を詰まらせて、グッと堪えて、前を向いた風磨くんのことを、私は一生忘れないだろう。
そして、歌うRUN。
私が彼らと本当の意味で出会えた曲だ。正直、知れば知るほどもっと、もっと、昔から、ずっと前から応援していたかった。SexyZoneを知っていたかった。そんな後悔がない訳では無い。
けれど、「RUN」で出会えたことは少しだけ誇らしく思う。
あのMUSICDAYで受けた感情を、誇らしく思う。
止まらないのだ。彼らはまだ始まったばかりなのだから。
いつもは背中合わせのふまけんが、ずっと、一緒だった、彼らが。
「確かなものなんてないけど」
見つめあって、歌う。彼らは笑顔だった。それだけは、しっかりと、しっかりと焼き付いている。あれアニメだったら、あんさんぶるスターズだったら、セリフ入ってるからな。オタクはそういうのに詳しいのだ。良い日和。
私は、オーラス配信の感想を書く前提として「SexyZoneと繋がった」ということを、感じた。
「10周年だぞ!笑え!!!」
もう、泣いて、泣いて、画面を見つめるのにやっとだった時。そう叫んだのは風磨くんだった。あの瞬間、確かに私たちは繋がったのだ。会場も、画面越しの私達も、はっとして、どんなに表情が見えなくても「声」は届く。想いに乗った声は届く。
「笑え」という、風磨くんの声は、しっかりと私たちに届いた。考えるよりも先に、笑顔を作った。泣いて、泣いて、訳が分からないけど。笑えという声が聞こえたから。笑顔を作った。あの瞬間間違いなく私たちは、「SexyZone」と繋がったのだ。
ちなみに、この記事を書き進めながら私は思い出し泣きをしているのだが、丁度刹那ルが更新されてまた泣いている。全部もっていかないで欲しい。
薔薇の演出には息を飲んだ。
見えた瞬間はじめて「笑顔」だった聡ちゃんが泣き崩れた。「真っ赤な薔薇が咲いてんじゃねーか!」と言った風磨くんは笑顔だった。この辺りから菊池風磨ダイジェストである。全部もっていかないで欲しい。
いち、に、さん、し、ご。Change the Worldのカウント、私も勝利くんだと思っていました。全部もっていかないで欲しい。人間、限界が来るともうやめてと頭を抱え出すものだ。全部もっていかないで欲しい。
菊池風磨が全部もっていったが、ライブが終わったあと、健人くんの「アイドル」っぷりに彼の凄さを感じた。彼は泣かなかった。やりきった顔で、アイドル「中島健人」の表情のままで、最後まで、最後までアイドルだった。誰が答えだとか言う訳では無い。ただ、ただ、中島健人という「アイドル」の凄さを思い知っただけだ。
最後の「ヘルシー」発言、あれはあれですよね。すごいな。某大手アイドルジャンルとのあれですよね。すごいな。ちなみに私はその事務所についてはあまり詳しくない。木星のことは好きです。765と283派だ。担当はストレイライトである。
FC限定のメッセージ、FC限定の「夏のハイドレンジア」、ありがとう。
「5人」の名前と、あの瞬間だけは確かに私たちは「ヒロイン」だった。僕の最初で最後のヒロインだった。
「キミらしくあればいい」そう、メッセージを残したSZ10THを締めくくったのは「そのままのあなたでいいんだよ」と包み込んでくれる夏のラブソング。
一生推す
決めた
「「一生推す」」
先日解禁されたばかりの「夏のハイドレンジア」どうぞ、よろしくお願い致します。
最後に
おそらく、書き漏らしたことはたくさんあるだろう。
劇場版PEACH4人バージョンとか。シンプルな結婚しようとか。菊池はみんなを愛してる?と聞かれてはにかんだとか。全部もっていかないで欲しい。はにはには見たかった。残念。円盤に入らないかな。円盤が出ると信じきった顔をしている。ソロを全員で歌ったこととか、Mermaid大好きなんですよね。
ありがとうとか、だいすきだとか、伝えたいことはたくさんあるし、それだけの言葉では足りないのに、それだけの言葉しか知らない自分のことも歯痒くなる。
けれど、最後にまとめるならこうだろう。
またいつか、いつかの未来で。今度は「5人」で。中島健人と菊池風磨と佐藤勝利と松島聡とマリウス葉で、目の前に広がる景色に、薔薇が咲いていて欲しい。
夢のステージで「頂上」で。
5年前、「枯れないよ」「笑われたってもう構わない」「最低…最低…聞こえた夜」「いつだってマイク握るよ」「枯れないで」と苦しむように。願うように、祈るように、歌っていた彼らの、10年目の歌は「枯れても咲いたんだ」に変わるのだから。
あの日々に夢見ていた現在が、どうかその未来にありますように。
あの少年たちの、夢になりますように。
願わくば、またその時。
彼らの景色の中の1人でいられますように。
どうか、どうか。幸せでありますように。
勝手に願うことは、自由なのだから。
ありがとう、SexyZone。
おめでとうSexyZone。
これからも、この先も、走り続ける未来を応援します。
🌹🌹🌹🌹🌹
PS.ちなみにこの日もAM3:00過ぎまで寝れなかった。