
カンパーニュ、どう食べる?【世界のアレンジ】
伝統的なパン「カンパーニュ」は、昔のフランスの暮らしに欠かせないものでしたね。
でも、現代のカンパーニュは、“ちょっとおしゃれで、カフェで食べるパン”というイメージがありませんか?
今回は、それだけじゃない、フランスや世界の食卓で楽しむカンパーニュのいろいろな食べ方をご紹介していきます。
フランスの定番カンパーニュレシピ
まずは本場フランスの家庭でよく見られる食べ方を2つ。
①タルティーヌ(tartine)
厚めにスライスしたカンパーニュにバターやジャムを塗ったり、チーズや生ハムを乗せて食べるオープンサンド。
朝食や軽いランチにぴったり。特に、熟成チーズとの相性は抜群!
②スープと一緒に
田舎風の具だくさんスープと一緒に食べるのもおすすめ。
これは昔のフランス農村で生まれた食べ方で、乾いたパンを最後まで無駄なく食べる工夫としてスープと一緒に楽しんでいたとか。
スープのほか、シチューに入れるのもアリかも!
世界のカンパーニュレシピ
カンパーニュはフランス生まれですが、世界中の地域でその土地の味と融合し、独自の食べ方が生まれています。
今回は伝統的にカンパーニュが使われる例を2つご紹介します。
①イタリアの「bruschetta」
イタリアでは、カンパーニュのようなパンを軽く焼いて「ブルスケッタ」として楽しむことが一般的です。
オリーブオイル、トマト、バジルなどを載せたシンプルなものが有名ですが、地方ごとにアンチョビやタプナードを使ったバリエーションも存在します。
②スペインの「pan con tomate」
カンパーニュのような田舎パンを使った、スペイン・カタルーニャ地方の伝統料理です。
トーストしたパンにニンニクを擦り付け、熟したトマトをたっぷり塗り、仕上げにオリーブオイルと塩をふりかけるだけのシンプルな一品。
地中海料理らしい素朴な美味しさが特徴で、朝食や軽食として楽しまれています。
カンパーニュの現代的な楽しみ方
伝統的な食べ方のほかにも、現代ならではなアイデアレシピの多いカンパーニュ。
なかでも、簡単にできる2つをご紹介します。
①パンキッシュ
カンパーニュを一口サイズにカットして、耐熱皿に敷き詰め、卵液、チーズ、野菜、ベーコンなどを加えて焼くだけの簡単キッシュ。
外側がカリッと香ばしく、中はしっとり仕上がります。
②トーストサラダ
カンパーニュを一口サイズにカットし、軽くローストしてからサラダにトッピング。シーザーサラダやカプレーゼに合わせると、香ばしいアクセントに!
皆さんのお気に入りのカンパーニュの食べ方はなんですか?
わたしは、オープンサンドにしてリコッタチーズと蜂蜜を乗せたり、サーモンとディルを乗せて食べるのが大好きです〜!
次回は、カンパーニュを実際に作ってみた私の体験をレポート!
初めてでも意外とうまくいったポイントや、ちょっと失敗したエピソードも赤裸々にお届けします。おうちで試してみたい方は必見です!