【新・東カレデート】dine編:65人目:腐臭さん【2】/ミシュラン店で自分に後光を差した男。
こちらの記事の続き。
「今度は銀座あたりでお寿司でも行こうよ。最初がこんな素敵なお店だったからちょっと頑張らないとな…。」
こんなセリフで終わった初回デート。
そしてある日。「夏緒ちゃん、こんにちわ。前話していた鮨だけど、ここはどうかな?」というメッセージと共に送られてきたURLを開くと
ミシュラン星付きの鮨屋だった。
一気にテンションど上がり。「えー、行った事ない!行きたい♪」と速攻でスケジュールを調整した。
当日、店待ち合わせの約30分前、いくつかの写真が送られてきた。
腐臭「〇〇線の〇番出口を出て××を曲がるとこんなお店があるから目印に…」
「このお店の隣だよ。ちょっとわかりづらいかも!迷ったら迎えに行くから連絡してね。」
なんだこのカンペキな事前準備は。
「デートの前は道順など確認しに事前に一度行く」という男友達がいたけど、こういう気遣いは嬉しいかもしれない。
暖簾をくぐり、案内されたのは個室だった。
夏緒「遅くなってごめんね~!道順教えてくれてありがとう!おかげで迷わずこれたよ♪」
腐臭さんのメッセージは大して参考にせずたどり着けたけど、ここはお礼を言っておかないとね。
テーブルに向かい合わせに腰かける。テーブルに広さがあるせいか、腐臭さんの「腐臭」は前回よりもかすかに感じる程度だった。
コース料理が次々に運ばれてきて、テンションに比例して会話も弾む。2回目だからか前回よりも気軽に話ができた。
相変らず腐臭さんのトークは代り映えせず、興味深い話はなかった。私が「最近ね~、」と自分の話をするしかなかったけど、腐臭さんはニコニコと話を聞いてくれるし、これでいいと思った。前回は同じトークと反応ばかり繰り返すので「人の話聞いてるのかな?」と思ったけど、この人は返答にセンスがないだけで、人の話を細かいところまでよく覚えていることに今回気が付いた。
笑ったり、感心したり、リズムに乗るような言葉の応酬も楽しいけれど、話すことが得意じゃない分、聞くことと記憶に長けているのは腐臭さんのコミュニケーションにおける立派な長所だと思う。面白みはないけれど、人間関係をじっくり構築していく上で大切な部分。
食事が終わり、腐臭さんがさっとお会計を済ませ2人で外に出た。ランチ利用だったため、外はまだ明るい。
私は基本夜活動派で昼間はほとんど人と会わないので(会っても昼飲み)ランチデートの後ってどうするのが通常なのかわからなかった。普通の人はお茶とかすんの??
色々考えて見たけどさくっと帰りたい気持ちが勝ったので自然と駅へ。天気も良かったので買い物しながら帰ろうと腐臭さんを駅の入り口で見送った。
夏緒「今日は本当にありがとう!すっごく美味しかったね~!じゃあ、またね♪」
と手を広げると、腐臭さんは「う、うん…!」と言いながら手のひらを合わせようとしてきた。
何となくそれが嫌だったので「ふふっ^^」と笑って手を引っ込めて、帰路についた。
・・・とまぁ、結局さっとかわしたように終わった2回目のデートですが
腐臭さんへの好感度は急上昇。その理由は2つ。
①「待ち合わせの直前からがデート」の意識が素晴らしかった。
これは先ほども書きましたが、ここまで気を使える男性は本当に少ないと思う。他人と差をつけたいのであればここを意識するだけでデート前に「優しい人」というフィルターを相手に与えることができると思う。基本的にアプリで会う相手なんてプロフィール上(デート前)が最高期待値で、実際に会うと無意識的に減点法になりがちなので、そこを食い止める手段としてはかなり有効なんじゃないかと思う。
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