【新・東カレデート】dine編：あぱれる君【3】/プレゼント大作戦。

あぱれる君との３回目のデート。

彼とは

１回目：高級和食店でのデートの後ケンゾーエステートでワインあばれ飲み

２回目：鮨ディナーのあとオリーブスパペアルームでマッサージ

というスペシャルな時間をプレゼントしてくださったこともあり、３回目の今回は私にも少し考えがあった。

プレゼントだ。

私は基本デートのディナー代は出してほしいタイプだけど、貰ってばかりで当たり前とは思ってないのよ。きちんとどこかで「いつも受け取ってるよ、ありがとう」という気持ちを返したいと思ってる。そのシーンを選ばせてくれる男性がベストってだけ。（つまり何かにつけて割り勘とか自分が多めに出すという前提にされちゃうと「選ばせてくれない」ということになる）

デート代やタクシー代をスマートに支払う男性は「基本お金は男が出すもの」っていう考え方の人が多い気がして、会計で「私も出します」とか「ここは私が」と押し問答するのはちょっと違うかなと思ってる。「なんか悪いな…」とか「別にいいんだけど…」、もしくは「恥かかせないでほしい」と思われるパターンあり。「恥かかせないで」は実際に何度か言われたことあるし。実際はわからんけどさ、あくまで私の経験上の考察ね。

そんなわけで！

お会計スマート系男子のあぱれる君にはプレゼントを渡すことに。

前回オリスパに行って体が疲れやすいことも知っていたし、以前会ったジャーマネ君からのプレゼントが個人的に嬉しかったので

磁気ネックレスに決定！！！

ええ、ジャーマネ君の完全にパクりですね！！！

過去記事↓

コリも取れるし服装によってはつけてるのが見えなかったりするし、何よりヘルスケア系ってユニセックスですごく万能だと思うんだよね！色気もないから勘違いもされにくい（？）し。とはいえ所帯じみてプレゼントっていう特別感が消えちゃうのも避けたいので気をつけなきゃだけど(;^_^A磁気ネックレスは値段もピンキリだけど予算3,000円程度で気兼ねしない金額のものを選ぼうと思った。

ちょうどあぱれる君との待ち合わせ場所にめぼしいお店があるのを調べていたので、当日少し早めに来てお店を探す。・・・が、

ない！！！

ない、ない、店がない・・・・！！！！

何で？確かにこの階にあるはずなのに・・・・！でもない、ないなら仕方ない。私自身あぱれる君にプレゼントをするのを楽しみにしてたのに、諦めて手ぶらでいいのか・・・。

いや・・・

探す！！！予定変更、別のものを探す・・・！

とにかく目につくメンズショップをかけずり回った。

ハンカチ？マフラー？？？違う、ちがうちがう・・・どうしよう、もう来ちゃう・・・。

そんな時目に付いたのは

ネックピローだった。

・・・なぜアパレルショップにネックピローが・・・・？

そっと触ってみると、とても柔らかくて心地が良かった。そういえばあぱれる君、睡眠時間少ないって言ってたしこれだったらコンパクトになって持ち運び便利だし、どこでも寝れるやん！！座ったまま寝れるやん！！！

が、お値段9,000円超え！！！

くそっ！なんでネックピローでこんな高いねん！予算完っ全にオーバーやぞ！！しかしもう1種類の小ぶりのやつはお値段5,000円ほどだがなんかイマイチ！

どうする、、、時間もない、、、

5,000円か9,000円か・・・。

結局。

9,000円の方にした。

プレゼントは、せめて自分が「絶対にこれはいい！」と思えるくらいわくわくするものを包まないと、ダメな気がするから。

急いでプレゼント用に包んでもらうと店の外に出た。あぱれる君と落ち合う。

彼の目線はすぐに私が持つ真新しい紙袋をとらえた。

あぱれる君「何か買い物したんですか。」

夏緒「はい、時間があったのでちょっと。」

メンズがメインの店だけどレディースも少々売ってるし大丈夫かな。それにまさか自分へのプレゼントだとは思うまい。

あぱれる君「今日はこのビルの最上階の店を予約しています。味は期待できないけど景色はいいと思うんです。たまにはこういうのもいいかなと思って。」

夜景・・・・そういえば意外と久々だった。大人になると「有名店」とか「味」に注目しがちで、夜景というベタなシーンからは遠ざかっていた。

「肩ひじはるお店は苦手です♪」「普段は赤ちょうちん♪」「せんべろさいこう♪」みたいなこと言ってアンチオシャレみたいな設定のアプリ民よ、

夜景とかロケーションとかそういうベタなシチュエーションでもしっかり味方につけるだけで女子の心はグッと近くなるんやで！！

ちなみに今回のレストラン、あとで調べちゃったけど全然高くないの。飲み放付で5,000円～あるのよ。要するにデートはやはりどこまで「知っているか」よね。

食事を楽しんだ後、そのまま展望台をのんびり散歩することにした。週末だというのに意外と人は少なく落ち着いていた。

窓のヘリに座って、あぱれる君との距離が近くなった時、「今だ！」と思った。

夏緒「これ、プレゼント。いつも楽しい時間をありがとう。そのお礼に。」と手渡した。

すると