【新・東カレデート】結婚相談所(naco-do)編：91人目/とらさん【2】/ハイスペ男子がデートの最後に見せる顔。

こちらの話の続き。

仮交際後、初めてのデート。

私はアプリも含めて初回のデートは「ワインが飲みたい」とかその時々のざっくりした希望を言うくらいでプランは基本的にお相手にお任せしている。選ぶエリアやお店、価格帯等…。相手の熱量や世界観、お財布事情がぼんやり見えると思っているから。

今回は、初回のお見合いでアウトドアについて盛り上がったこともあり、おしゃれやらワインやらの雰囲気は除外し、カジュアル路線の希望を出した。いきなりいつもの自分の世界観を押し出すのではなく、うまくいった事柄からじんわり仲良くなっていくのがベストと思ったから。

夏緒「私、もんじゃ焼きが食べたいです。」

とら「いいね！そしたら、知ってるうまいもんじゃ焼き屋予約しておくね。少し寒いけどその後散歩とかしてみたいかも＾＾」

そんな感じで予定が決まったものの、当日までの間特別連絡をとりあうほどの話題もなかった。でもとらさんは「おはよう！今日も頑張ろう」とか、何げない連絡をよくしてくれた。

特に話題もない中でいちいちLINEを送るのは気が引ける気がするし、忙しさに甘えて放置すればそのまま時間が過ぎるだけ。でも、敢えてこうしてアクションを繰り出してきてくれるのは、とらさんの「きちんとあなたに興味があります、忘れていません」というメッセージのように感じていた。

当日。

コロナ禍の制限があり街はかなり閑散としていた。予約したお店に入っても貸し切り状態。ひとまず乾杯してもんじゃも2種類頼んだところで腹八分目＆営業時間終了が近くなり、お会計をすることになった。