慶應女子高校 「作文」【対策法&過去10年テーマ一覧】
慶應女子高校の作文は、重要視されていないという説もありますが、
学校側が60分の時間を割き、長年に渡って受験生に課していることから考えれば、しっかりと対策しておくべきです。
しかし、受験生は時間との戦いであり、どうしても作文に割くことのできる時間は短くなってしまいますよね…。
そこで本記事では、過去テーマ10年分・分析・対策方法のご提案を通して、
をご提示したいと思います。
過去10年分テーマ一覧
※著作権の都合上、一部省略などの対応をしています。
H24
文章を読み、あなたの考えを600字以内でまとめなさい。
H27年
自分の経験を踏まえて、600字の作文を書きなさい。
題名は「心細い時」とします。
H28年
「あの時( )しておけばよかった」の( )の中に言葉を当てはめて題名にし、自分の経験を踏まえて600字以内の作文を書きなさい。
※例:あの時勉強しておけばよかった
H29年
昨年11月、 アメリカの次期大統領選挙で大接戦を演じたヒラリー・クリントン候補は、 開票が行われた翌日のスピーチで事実上敗北を認めた。 次に挙げるのは、 ヒラリー候補が述べた言葉である。 これを読んで、あなたの考えを600字以内にまとめなさい。
H30年
やなせたかし 「わたしが正義について語るなら」 の詩 (抜粋) より、 その詩を読んで、 傍線部に関してあなたが思う事を600字以内にまとめなさい。
H31年
国民の生活調査のグラフ (2004〜2018年) から、 非正規雇用や格差社会などの現実問題があるにもかかわらず20代の 「生活に対する満足度」 が上がっていることがわかる。このような調査結果が生じたことについて、あなたの六百字以内にまとめなさい。
R2年
辻信一 「ハチドリのひとしずく」 より、文章を読んで、あなたの考えを六百字以内にまとめなさい。
R3年
絶滅した動物を復活させる研究が進められている。
(例)マンモスの復活のため、核を取り除いたゾウの卵に、永久凍土から発見されたマンモスの細胞の核を注入する試み
絶滅した動物を人工的に復活させることについて、あなたの考えを六百字以内でまとめなさい。
R4年
右の”文章”を踏まえて、「道草によってこそ「道」の味がわかる」という表題についてのあなたなりの解釈を、あなたの経験を交えながら六百字以内で書きなさい。
R5年(2023年)
科学的なものとそうでないものを判断する基準とは何か、あなたの考えを六百字以内でまとめなさい。
【慶應女子作文】3つの問われていること
著作権の関係上掲載を避けますが、慶應女子高校の作文の過去問を、最新年から平成22年まで、15年分分析しました。
その中で見えてきた、「【慶應女子高校 作文】3つの問われていること」をお伝えします。
また、最後には、分析をもとに、「慶應女子高校の作文の対策として何をすれば良いのか」をお伝えします。
作文対策で絶対にすべきことは…?
上記のように、ある程度の傾向がありますが、当日、どんな問題が出るかはわかりません。
よって、自分なりの解釈・具体・考えをまとめて作文を書ききれるように、まずは「過去問」でトレーニングをしましょう。
上記10年分を、1周解くだけで良いです(書いた作文は添削してもらうor解答例を見ることが理想的です)
とにかく数をこなしてきたという自信、メンタルは、極限状態の受験会場では非常にプラスにはたらきますよ!
いかがでしたでしょうか。
この記事を通して、少しでも慶應女子高校を目指す受験生のお役に立てていれば幸いです。
優秀な受験生の皆さんは、過去問冊子を使い、どんどんトレーニングできると思います。しかし、◯の教育社さんをはじめ、過去問冊子には「作文の解答例」が載っていません...
漠然としたテーマに対して「何を」600字以内で書けば良いのかイメージが付かない方もいらっしゃると思います。
そこで、10年分の解答解説、そして予想問題5題をご用意しました。