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ヨーロッパ人との乾杯は目と目を合わせて

こんにちは!

筆者のコージです!今回は記念すべき初回投稿という事で、ヨーロッパ人と話す際の簡単な自己紹介の仕方はどのようにするのか?という事を記事にしようと思います!

 まず、私が一番最初に感じた日本とヨーロッパの文化の大きな違いの一つが挨拶です。ヨーロッパ人のほとんどはこの挨拶を日常的にしています。カフェに行った際やスーパーで物を買った際、時には知らない人にもです。私たち日本人の場合、このような場面で挨拶を日常的にすることはほとんどないはずです。ですので初対面の際に、この挨拶の仕方というものに私たち日本人とヨーロッパ人では大きな違いが出ます。そして、この最初の入り方を間違えてしまうと信頼関係を構築していく事が非常に難しくなります。

 この挨拶の仕方は基本さえしっかり押さえれば、基本的にどの言語でも大丈夫なのですが、私のブログでは英語を使って説明していきます。

 まず初めに、自己紹介をするときも含めてですが、話をする際や聞く際には必ず相手の目を見ます。分かりきったことかもしれませんが意外にできない事です。たとえば日本で乾杯の時に相手の目を見る人はいませんよね?ヨーロッパ人と飲む時は乾杯のCheers!と同時に目を見ましょう。余談ですが元々乾杯という行為は、自分が毒を盛られて殺されないように友情の証として自分の飲み物を相手の飲み物とぶつけて混ぜる為にしていたようです。もしかしたら目を合わせるという事も無実の証明の為であったのかも、なんて思ってしまいます。話は逸れましたが、目を合わせるという事はヨーロッパでは非常に重要で無意識のうちに目をそらしながら話してしまう私たちには特に意識したいポイントです。次は声の大きさです。声が小さいとどんなに英語の発音が良くても聞き取られないので適度な声の音量(日本語を話す際の1.2倍ほどの音量を意識するとちょうどいいと思います)で話しかけると良いです。そして次は声のトーンです。これは男性よりも女性の方のが気を付けなければならないポイントかもしれませんが、ヨーロッパでは声の高い女性は子供っぽくて無知なイメージを与えてしまう可能性があります。元々声が高いという場合は全く問題がないことですが、あえて高くするというところにヨーロッパ人は間違えなく違和感を感じます。これは我々日本人が接客の際に好感度が上がるように声のトーンを高くしなさいと言われることが良い例かと思いますが、ヨーロッパではその真逆と考えて下さい。

 さて、実際に対話(ダイアログ)の例を載せてみます。

・相手に自発的に自己紹介をする場合

自分:Hi!

どうも!

自分:I'm Hiroshi. Call me Hiro!

ひろしです!ひろでだいじょぶです!

自分:You?

なんて呼べばいいですか?

相手:I'm Paul.

こんにちは!ポールって呼んで!

相手:Where are you from?

どこから来たの?

ダイアログの一例を載せてみました。日本語は直訳せず普段私たちが軽い気持ちで使う日本語に変換しました。Nice to meet youやNice meeting youは実はあまり初対面でいう事は少なく、その日のお別れの際にいう方が自然です。まず最初の文に出てくるCall me~ですが非常に使いやすいので載せました。日本人の名前は日本語の母音の関係でヨーロッパ人には聞き取りにくいことが多く、聞き返されたり間違ったまま覚えられたりすることも多いのでニックネームを作れる場合は自分で前もって作っておきましょう。また英語例文ではPleaseをつけた方がいいという参考書もありますが、ここでありがちな誤解はPleaseを外すと失礼な文になってしまうのではないかと日本文化基準で考えてしまう事や、逆になんでもPleaseを付ければ丁寧になると思ってしまう事です。もちろんビジネスなどのフォーマルなシーンでは、Pleaseを付けた丁寧な表現を使うことが好ましいとされていますが、カジュアルなシーンでは日本語の「です、ます」は必ずしもPleaseではありません。

ですので、明らかに年上の人でもない場合はCall me~の方が自然で打ち解けやすいです。

少し話は逸れますが逆に英語初心者、ヨーロッパ文化初心者がやってしまいがちなNGな場面も載せておきます。以下の場面です。

(初対面のヨーロッパ人との飲みで自分が場を盛り上げようと思いフライドポテトをみんなでシェアできるように頼みました。フライドポテトがテーブルに運ばれます。)

相手:Who ordered this?

誰が頼んだの?

自分:I did!Eat it!...LOL

オレだよ!食べろよ!...(笑)

相手:...I'm fine, I don't want it....

沈黙。。。いや、大丈夫、いらない。。。

上のようなシーンです。

ほとんどのヨーロッパ人は理由を説明されないことに非常に嫌悪感を示します。また、ヨーロッパではよほど特別なデートや特に親密な関係でもない限りはおごる事もおごられる事も理由のない場面では非常に変なことなので、この場合、人間関係が出来ていない最初の段階で奢るという事や、相手にEat it!という事は非常に失礼にあたります。こちらとしては良かれと思ってやったことなので、日本語でいうところのテンションが上がった状態での、食べていいよ!という表現のつもりでも実際は全く違います。それに加えてヨーロッパでは自分がいらないという意思も、場の雰囲気はお構いなしに素直に言います。またあえてLOL(*Laugh out loud=日本語の笑の意味)を付けましたがこれは欧米人全般に言えることですが、理由のない場面では全くと言っていいほど彼らは笑いません。それが普通ですので、ふてくされている訳でも、機嫌が悪いわけでもないので安心してください。そのために、私たち日本人が好感度を上げるためにニコニコしたり、気まずさ隠しに笑ったり、上のような場面で雰囲気を自分から作ろうとして笑ったりという行為は残念ながらヨーロッパでは理解されないことが多いです。この際はまずDo you want some fries?やWould you like some fries?等の文を使い、相手がいるか、いらないかを単刀直入に聞いてしまい、その後に好意を見せるために日本語でいうところの「食べて!」と言いたい場合はYou can eat if you like(want).と「食べたければ食べていいよ!」と言うと良いです。こんな長い文章で丁寧に言わないとダメなのかと思う方もいると思いますが、これは当たり前の比較的カジュアルな文章です。さっきのCall me~!は良くて、Eat it!はダメなのか...同じ命令文じゃないのか?と思うかもしれません。しかし、実際はこのようにその文が失礼なのか?普通なのか?という事は場面によって全く違うので文法の理解よりも文化の理解に非常に注意が必要です。

 さて、いかがでしたでしょうか?今回はヨーロッパ人に対しての英語を使った初回の挨拶という題で書いてみました。皆さんも、知っていた!という事も多かったのではないでしょうか?

次回は趣味についての話し方から広げていこうと思います。

少しでも国際交流をされたい方のお役に立てれば嬉しいです!

では、また次回の記事でお会いしましょう☆彡

コージ

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