得意で選ぶ学校の役員
春になるとやってくる学校の役員決め。
うちの小学校は、兄弟がいるとバラバラにそれぞれ1回はやることになり、さらに人数が少ない学年は複数回やることになる。
やりたい人がやるというよりはみんながやるスタンス。
子供の人数が少ないので複数回経験したことによって見えてきた軽やかにこなす役員選択のコツ。
楽な役回りがいい。
そして、できれば1回で・・・なんて思っていたのだが複数回やったことから見えてきたものは他人の楽は自分の楽ではないということ。
楽な役員って何?
フルタイムで働いていて時間がないから楽な役員を引き受けよう!なんて何とも消極的で自己中心的な思いを持って臨んだ役員決めの時間。
はじめての役員にどんなことをやるの?いつやるの?とわからないことだらけ・・・。
子供だけでなく親仕事にも新しいフェーズには、はじめての壁はやってくる。
スルッと軽々しくこなせる人が何とも羨ましい。
私は、いちいちつまずいてみたりこれは何で・・・?と立ち止まりの多い人。
そんな私が思いついたのは、先輩ママにどれが楽なのか聞いてみるだった。
こんな時に頼りになるのは経験者。まずは経験者に聞くべし。
そもそもどんな役員があるの?
学年委員(我が家の学校の場合)
・総務:学校全体・学年の行事をスムーズに進める仕事
・教養:PTA広報誌の編集などの仕事
・厚生:給食着の修繕・親睦?を深めるスポーツ競技のまとめ役
・設備補導:マラソンや交通安全教室など道に立っての補導役。学校の環境整備のまとめ役
なんせやったことないからざっくり聞いてもよくわからない。
なんか設備補導あたりが楽そうだし、経験者もそんなに大変じゃないって言ってたし・・・。
まずは設備補導からのやってみるかのスタート。立ってればいいんでしょ。それなら私にだってできそうだし。しかし、やってみると自分の資質が見えてくる。自分の中の好き嫌い。
いざ実践!
<経験1:設備補導>
ミッション:生徒が通る道に立っていて下さい。(マラソン大会、交通安全教室)
これが全く自分にあっていなかった。
動かずその場に立っている。こんな簡単なことができない。
つまりは、じっとしていられないのだ。
2時間程ただただ立っている=拷問
<経験2:厚生>
ミッション:給食着の修繕をする。
スポーツ大会の参加。
コロナで活動はなかったものの、運動が苦手、裁縫が苦手の私にはこれも向いてない。
スポーツ大会参加=スポーツ苦手すぎて拷問
給食着繕い=自分の指を刺しすぎて多分給食着が血に染まる予感(実際はなかったけど、あったらそうなる予感しかない)
<経験3:総務>
ミッション:物事を前に進めて下さい。
進行するという仕事。これは意外とあっていた。
学年委員長・副委員長という名前だけでなんか1番めんどくさそう・大変そう!と思ったのだがやってみたらそんなに大変でもなかった印象。
しかし、ここで新たな問題?に気付く。
誰とやるか?も意外と重要!!
子供が生まれる前は、自分の周りにいる人って自分と同じような感覚を持っている人が多かった。
しかし、色々な家庭が入り交じった学校となると似た感覚ばかりの人ばかりではないと気付く。これぞ多様性!!
良くも悪くも考え方が違う。
前もって決まっている(その人が担当)だが来ない!とかが起きる。
来ないとなると一緒にやっている人がどうにかしないとという責任感の発動。
毎回どうにかしないと!が発動すると疲れてくる。
だって人間だもの・・・。
<経験4:総務 2回目>
仕事はそんなに大変じゃない。
一緒にやってくれる人・・・ならば気心しれた人を誘ってみるか。
委員長をやるから副委員長をやらない?と誘ってみる。
できない、行けないも当然あるからそこに折り合いつけて協力してやってくれそうな人をスカウト!
うん、なかなか快適にこなせた!
役割を終えてみて
他の人の楽は自分にとっても楽とは限らない。その人にとっての得意は自分にとっても得意ではないからだ。得意は人によって違うのだ。
自分の苦手は得意な人に任せた方が上手くいく。
任せたからには、自分の得意は引き受ける。
得意と言ってもそんなに大それた得意でなくても良い。ちょっとだけ得意でいい。ハードルは低く。
無意識で何なくこなせるものが自分にあっていて得意なもの。
どうせやるならちょっとの労力でこなせるものを自分のためにそして人のために使っていきたいものだ。
それも、やってみなくてはわからないのだけども。
それでも何となくこっち方面はいけそうな気がする。そんな感覚で進んでみる。
なんか面倒だな・・・からも小さく分析してみると自分を知ることができる。
小さく積み上げると私これならできるかも!が積み上がるかもね。