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小さい頃のお話し

私と妹は母子家庭で育った訳ですが、当時まだ自分達が保育園の年長さんor小学1〜2年生の頃、母は夜のお仕事をしていて(スナック)。

帰ってくるのもアフターがあったりしたりで遅いし、もちろん酔っ払ったりする訳で。

お家によく知らない人がママが仕事に行っている間に面倒を見てくれる男の人が来てくれていた。(よくよく聞いたら知り合いに頼んでお賃金を払って見てもらってくれてたらしい)


小さい頃だからあまり記憶は薄いんだけど、初めて会った時に髭が生えたちょっと若めのお兄さんで、名前は"とっと"(仮)。最初こそ慣れずにいかつめな感じだったから、ギャン泣きした覚えがあるけど、だんだん来るたびに仲良くなっていった。

とっとはゲームが好きっぽくて、お家に何故かあったプレステでドラクエ5をずーっとやっていた、私と妹は洞窟の音や序盤のレヌール城が怖くてやれなかったゲームなんだけど、とっとがスイスイ進めていくのをずっと横で妹とお気に入りの駄菓子を食べながら観ているのが凄く楽しくて好きだった。


でもある日突然とっとではなく、新しいお姉さんが面倒を見にきてくれるようになり、
とっとはそれ以降来なくなってしまった。

もう私と妹も小学生の年長あたりになったくらいに、何気なくまだプレステが起動したからとっとがやっていたドラクエ5のセーブデータを起動させてみた。


すると最後のボス戦の所で止まっていて、その時になんだか悲しくなってしまった事は今でも記憶に残っている。


そんな昔のお話でした!!!!!終い終い〜

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