管理栄養士の国家試験を受ける理由が分からなくなってしまったあなたへ
こんなお悩みをよく聞くのですが、あなたも感じたことはないでしょうか?
管理栄養士養成校に通っているけど、国家試験を受ける理由がわからない
一般企業での就職が決まっているから、国家試験を受ける必要性が感じられない
国家試験の勉強へのモチベーションがわかない
管理栄養士を使う予定はないから、資格を取る意味が見出せない
資格を使う予定がないのに、時間や受験料をかけて受ける意味がないと思う
管理栄養士養成校だと、国家試験を受けることが当然とされているので、教授に相談しても「受けなさい」としか言われない・・
周りも国家試験に向けて一生懸命勉強している中、友達に相談しづらい・・
そんな状況なのではないでしょうか。
わたしも管理栄養士養成校に通っていたのですが、一般企業での就職が決まっていたので、国家試験の勉強に身が入らない気持ちがよく分かります。
今回はそんなあなたに向けて、ほかの方の意見も取り入れながら、本当に国家試験を受けなくても良いのかお伝えしていきたいと思います。
使う予定がなくても管理栄養士の国家試験は受けたほうがよいの?
結論からいうと、管理栄養士の資格を使う予定がなくても、国家試験は受けて資格は取得しておいたほうがよいです。
理由は主に3つあります。
1.ライフスタイルの変化などで資格をいつ使うか分からない
今の時代は一つの企業で定年まで勤め上げる可能性は低くなっています。
昔は新卒で入社した会社で順調に地位を上げていき、終身雇用ができていましたが、現代は大企業でもいつ倒産するか分からない状態です。
また、いまは内定をもらっている企業が良いと思っていても、入社してみると何か違ったり、パワハラなどにあったりして退職する可能性もあります。
そして、結婚や妊娠などで退職・休職することもあると思います。
このような何が起こるか分からない人生で、絶対に資格を使わないと断言できるでしょうか。
わたしの知り合いで一般企業に就職した人の中には、思わぬ理由で資格が必要になったり、資格があることで助けられたりした人は多くいますので、絶対に資格が必要ないとは断言ができないと思います。
2.資格が欲しいと思ったときに、一人での勉強は孤独
いまは資格が必要ないと思っていても、社会人としていろいろな仕事や経験をしていくうちに、管理栄養士の仕事がしたくなったり、栄養や健康関連の仕事がしたくなったりする可能性もあります。
いまは大学で友達と一緒に勉強を頑張ることができますが、社会人になってから勉強するとなると、一人で頑張らないといけません。
働きながら、家庭のこともしながら、勉強時間を確保するのも難しいかもしれません。
若いうちは頭が柔らかいので、記憶力もよいですが、年を重ねるとなかなか頭に入らないという声も聞くので、柔軟性があり記憶もしやすい学生のうちに、資格をとっておくことは後々の自分を楽にすることになります。
3.資格の有無で待遇が変わる
管理栄養士の資格がなくても、栄養や健康、食品関連の仕事はある程度できます。
しかし、やはり管理栄養士という国家資格をもっていることで、給料に差が出てくるケースは多いと聞きます。
これは病院や委託会社に限らず、食品企業でも言えることだそうです。
「学生のうちに頑張っておけば、給料が上がったのに」と後悔しないように、時間があるいまのうちに頑張ることは良いことだと思います。
まとめ
管理栄養士の国家試験を受ける意味が分からなくなってしまったあなたに向けて、試験は受けたほうがよい理由をお伝えしました。
いまは絶対に資格なんていらない!と思っていても、人生は何が起こるかわかりません。
たとえ、結果的に資格を使わずに人生を終えたとしても、学生のうちにみんなで励ましあいながら勉強したり、国家資格取得に向けて頑張ったりする経験は貴重です。
その経験は社会に出ても生きますし、自分の自信にもつながります。
国家試験の勉強は確かにつらいですが、合格した時の達成感や喜びは体験した人しか得ることはできません。
最終的に受けるかを決めるのはあなたですが、後悔しない決断をされることを祈っています。
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