管理栄養士の就活はいつから?やり方は?何社受ければいいの?
就職課から案内が来たり、周りの友達が就活を始めたり、最近、あなたは就活を意識し始めたのではないでしょうか。
就活を始めないとな~と思いつつ、
いつ何をすればいいのか分からない!
就活のやり方がわからない!
管理栄養士の就活は、一般の大学生と違うの?
どうやって企業を絞るの?
何社受ければいいの?
など疑問がたくさんあると思います。
今回は2019年に栄養系大学で就活を行い、新卒採用で内定をもらった経験を踏まえて、管理栄養士の就活についてお伝えしたいと思います!
管理栄養士の就活はいつから?何社受ければいいの?
管理栄養士職での就活の時期は、一般企業とは異なります。
一般企業が3月に情報を解禁して、6月から面接を開始するのに対して、管理栄養士職は募集が始まる月が決まっておらず、一般企業より遅い傾向にあります。
わたしが4年生の時は、病院の募集が6月くらいから出ていた気がします。
病院や施設の場合、定期的な新卒採用を行っているところはまれで、退職者が出た場合に募集をかけます。
そのため、4年生の2月や3月などギリギリで内定を獲得する人います。
公務員の管理栄養士を目指す場合は、公務員試験情報サイトをチェックしましょう。
地域によって試験日が決まっているので、自分が希望する勤務先の試験日を確認し、応募をすることになります。
多くの地域が5月から9月に一次試験を行っています。
管理栄養士職の募集は遅いです。
そのため、わたしは管理栄養士の募集が始まる前に、一般企業の就活で練習しておくことをオススメします。
就活は、履歴書や面接など初めてのことが多いと思うので、事前に体験してみることで、こんな感じなのかがつかんでおけると、管理栄養士職の就活に安心してのぞめます。
一般企業で内定をもらうことができれば、ひとまず就職先はある状態になるということも精神的不安を和らげてくれると思います。
また、管理栄養士職の場合、その年に募集があるかも分からない状況なので何社受ければよいという明確な数字はありません。
どうしても就職したい分野があるならば、募集があれば迷わず応募をして、内定がもらえるまで受けるしかないと思います。
一般企業の場合、マイナビの調査から考えて、10~20社に履歴書やエントリーシートを提出して、1社内定が取れそうです。
近年は売り手市場だったので10~20社ですが、買い手市場になると受けなければならない企業数が増えると思います。
就活のやり方は?
管理栄養士養成校に通っているからといって、管理栄養士として就職しなければならないわけではありません。
実際に、わたしの大学では「管理栄養士として働くイメージがつかない」「他にやりたいことがある」といった理由で、一般企業に就職することを選んだ人いますし、わたしもそうです。
ですので、管理栄養士職の就活を始める前に管理栄養士として働きたいのかを考えてみてください。
一般的な就活のやり方は、いろいろな記事で紹介されているので、ここでは管理栄養士の就活に焦点を当てて、進め方を紹介していきます。
管理栄養士として働きたい方は、ぜひ読み進めてくださいね!
どんな分野に関わりたいか考える
管理栄養士が活躍できる分野はさまざまなので、まずは自分がどんな分野に関わりたいかを考える必要があります。
具体的にどんな活躍の場所があるかというと、以下のものが挙げられます。
病院、クリニックなど医療分野
保育園、小学校など教育分野
高齢者施設、障害者施設など福祉分野
保健所、自衛隊など行政分野
大学教授、食品メーカーなど研究分野
ドラッグストア、スーパーなど小売分野
給食委託会社、レストランなど調理分野
これらの分野にすべてが分類されるわけではないので、上記の枠にとらわれず、自分なりにどんなことに関わりたいかを考えてみてください。
どんなことに関わりたいかを考えるのが難しければ、どんなことが好きか、何をしているときが楽しいか、得意な科目は何かなどから考えると良いと思います。
わたしの場合は、一次予防に関わりたかったので教育、行政、小売分野が候補かなぁとなんとなく考えていました。
関わりたい分野の募集が盛んに行われるのはいつかを把握する
関わりたい分野が決まったら、その分野の採用活動が行われる期間がいつごろか調べましょう。
採用活動の期間が分かれば、そこをゴールに履歴書やエントリーシートの準備、面接の練習、他企業での場慣れなどができます。
また、関わりたい分野の選考の中で面接のほかに試験がある場合もあるので、その際は試験対策も始めたほうが良いです。
管理栄養士職であれば、国家試験対策でほとんどまかなえるとおもいますが、一般企業を受ける場合はSPIの対策も必要となります。
SPIとは、リクルート社が提供している適性検査で性格や能力を客観的に評価するために、選考の一部として取り入れています。
性格検査はありのままを答えれば良いですが、能力検査は対策次第で点数をあげることができます。
わたしは行きたかった企業にSPIで落とされた苦い経験があるので、早いうちに対策しておくことをお勧めします。
大切する項目の優先順位を考える
関わりたい分野について、ある程度把握できたら、次は自分を知るステップです。
以下の項目について、自分はどんな状態が理想なのか、譲れない項目はどれなのか、優先順位はどうなるか考えてみてください。
勤務地
給料
休日数、頻度
福利厚生
職場の雰囲気
仕事のやりがい
会社の将来性
社長の考え方
わたしは、仕事のやりがいや自分が身に着けることのできるスキルを重視しました。
給料の優先順位が高いからダメとかそういうことはなくて、自分がどう思うかなので、自分の気持ちに素直になって、書き出して、整理してみるとよいですよ。
ここで考えたことが、一般企業の就活でもよくいわれる「就活の軸」になると思います。
大学の就職課にきている求人情報を得る、大手就活サイトに登録する
関わりたい分野と就活の軸ができたら、次は求人情報を得ます。
病院や施設の募集は、大手の就活サイト掲載されていることが少なく、大学の就職課やハローワークに情報が集まっています。
ですので、病院や施設への就職を希望する人はこのような情報を取りに行きましょう。
食品メーカーやドラッグストア、給食委託会社などの募集は就活サイトでも行われることが多いので、この分野を目指す人はリクナビやマイナビなど大手のサイトに登録しましょう。
大手就職サイトに登録しておくと、履歴書やエントリ―シートの書き方、面接のコツなど就活に役立つ情報を得ることができるので、病院や施設への就職を希望している場合でも、登録しておくと便利です。
興味のある会社にエントリーする
求人情報を得たら、その中から自分の就活の軸に合いそうな会社、興味がひかれる会社にエントリーしましょう。
病院など場合は、事前に施設見学ができる場合もあるので、可能かどうか担当の方に聞いてみるのもよいと思います。
わたしもクリニックへの応募にあたり、一度施設を訪問し、その施設の管理栄養士の方と話したり、仕事の様子を見学させてもらったりしました。
一般企業の場合は、会社説明会があることがほとんどなので、積極的に参加すると会社の雰囲気が分かり、良いです。
履歴書やエントリーシートを書く
次は履歴書やエントリーシートを書くステップです。
履歴書やエントリーシートを書き、エントリーしたり、説明会にいったりした企業の中で、働いてみたいなと思った企業に対して提出しましょう。
就活の練習のために、働く気はあまりないけど、少し興味がある企業に提出するものアリです。
履歴書やエントリーシートを書くときは、自分の過去・現在・未来の深掘りが必要ですが、この活動を通しても、就活の軸が明確になっていきます。
面接を受ける
履歴書やエントリーシートを提出して、書類選考に通ったら、次は面接です。
面接はその場での受け答えができないといけないので緊張しますが、事前に大学の就職課やハローワークなどで練習しておくと緊張しにくいです。
わたしの経験から言えることとして、面接を乗り越えるコツは、頭の中で事前シミュレーションはするが、答えを丸暗記しないことがと思います。
わたしは最初、丸暗記をして面接に望んでいたのですが、いざ質問されると頭が真っ白になり、答えられなくなってしまっていました。
しかし、答えたいことのキーワードだけ覚えて、面接に臨むようになると、上手くいくようになりました。
ですので、丸暗記ではなく、キーワードを覚えるようにしてみてください。
面接は人事、部長、社長など段階を追って、何度か行われることが多いです。
ですが、この面接を通過できれば、めでたく内定の獲得です。
まとめ
今回の記事では、管理栄養士の就活の時期、やり方、受ける企業数などについて解説しました。
管理栄養士養成校に通う学生の就活は、一般の大学生とは少し時期や専門分野が違うのですが、やることは根本的に同じです。
自己分析は大変に感じるかもしれませんが、この時期にしっかりと自分に向き合うことはその後の人生に大きく影響します。
わたしも就活を通して、自分について、これからの生き方についてなどかなり考えました。
ぜひ、逃げずに自分と向き合ってみてください。
今回の記事が、あなたの就活に役立つと嬉しいです。