「わからんわからん」2024年3月8日の日記(前編)
・フランデレンのトラムの「次降ります」ボタン。
・前回の日記↓
・びっくりするほど長いので前後編に分けます。
・ゆっくり日記書いてる時間なんざねえぞこれ。正確にはさほど予定をぎゅうぎゅう詰めにしているわけではないのだが、空き時間はだいたい何も考えられないくらい疲れている。
・今日の日記を書き出したのはベルギーの午後7時半くらいなのだが、7時前の時点でもう眠かった。
・シンガポール〜アムステルダムの話は別記事に分けているけど、とりあえずフライト中にきっかり8時間寝て起きた。起きた時間がオランダ(=ベルギー)時間の午前2時とかだったわけです。1日が長すぎる。
・何事もなく無事着陸し、入国審査を受ける。ここでEU外のパスポート所持者はえらいこと待たされる。私の前に審査を受けていたアジア人は何日いるだとかどこに泊まるだとか色々聞かれていたのに、私はパスポートと搭乗券を渡して返してもらうだけで終わった。逆に怖い。
・荷物受け取りスペースのATMでデビットカードを使ってユーロをおろしたら1ユーロ190いくらとか言われた。20ユーロ引き出すのに5000円弱かかる。完全にぼられた。あんなにATMは使っちゃだめです。大人しく成田の両替所を使っておくのでした。
・空港の開放スペースに出られたのが午前7時半?早めに9:25に乗車予定のバスの乗り場を確認しようと外に出たが、指定された番号(aankomstpassage 43)にあたる乗り場が存在しない。Googleマップに直で入れたら空港構内を指定されるし、バス会社のサイトから地図に飛ぶと乗り場のないエリアに案内される。そんなもんだから同じバスに乗る予定の迷い人が自然に集まって、「わからんわからん」と言いながらバスの姿が見えるのを待った。
・図解したほうがわかりやすいと思うので気が向いたら後で記事作る。
・スキポール空港の外ではカラスの姿が目立った。サイズと目の特徴からして、ニシコクマルガラスだと思われる。ぴょんぴょん跳ねて首を傾げる。悪そうな目つきなのもいい。
・バスに乗ったらあらかじめ指定された席番と実際に書いてある席番が対応してなくて、自分で頑張って数えた。隣の人は約2時間の乗車中ずーっと電話していた。
・バスの休憩地点で撮った植物
・オランダ〜ベルギー間は山がない。Nederland(低地)という言葉そのものだ。日本国内で例えれば苫小牧あたりが近い。緯度も近いし、全部の土地がいちいちだだっ広いのも似ている。
・照葉樹と思われる木は見当たらない。シラカバみたいに真っ白な樹皮の幹に、赤みがかった枝葉が柳のように垂れ下がっているような木を至るところで見た。樹高は高い。なぜかこの木に妙に惹かれてしまったのだが、どう調べればいいのか皆目見当がつかない。
・一目で見て「ポプラだ!」とわかるような立派なポプラもあちこちに生えている。赤松の林も見た。ヨーロッパアカマツという種の松はあるらしいのだが、樹形は那須に生えているそれとそう違うようには見えなかった。
・いつの間にかアントウェルペン市街地へと入っていく。古い建物と新しい建物が入り組んでいる。教会もある。トラムも走っている。ただただ見とれることしかできない。
・バスがついたのはフラームスオペラのすぐそばだ。荷物を受け取って、真っ先に写真を撮った。
・オペラ座の近くでトラム(De Lijn)の3日券をゲット。クレジットカードのタッチ決済で買えるので、カードが吸い込まれてしまう心配もない。
・3日券(1日券もある)は乗るとき所定の場所にカードをタッチするだけだ。「カードを差し込む必要がある」というのは古い情報。降りるときの操作は必要ない。
・運転はお世辞にも穏やかとは言えないので、キャリーケースは例えキャスターをロックしていても手を離した隙に飛んでいく。油断しないでください。
・泊まっているのは個人経営?のこじんまりとしたホステル。ここで自分の英語のできなさに心が折れそうになる。大きい宿ではないのでチェックインを事務的に済ませられず、雑談パートが入ってくる。これが本当に辛い。こっちは雑談の練習なんかしてねえんだよ。
・しかし私はここで「復唱」の必要性に気づいた。とりあえず聞き取れた単語を復唱する。間違ってれば訂正してくれる。自分のパニックを少し落ち着ける効果もある。
・部屋はシングルベッドタイプのドミトリー、女性専用。カーテンもなにもない。大洗↔苫小牧のフェリーの2等部屋でさえカーテンがあったのに!?
・先客の痕跡があるが留守にしていた。窓際、一番端のベッドをもらう。休んでいると女性2人が部屋に案内されてきた。名前を聞いたし、復唱もしたが会話に必死で全部忘れた。この2人はすぐに外出したので、この隙にシャワーを浴び、着替えて街へ繰り出した。