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「ド早起き」2024年3月9日の日記

・メイルマンス通りだ!!!

・日記を中々書けないのはとにかく拘束時間が長いのと、全然電波が繋がらないからだ。ahamoなので海外短期滞在時のローミングに追加料金はかからないので安心してほしい、が、ほとんどの場所で3Gしか入らないし、3Gすらも危ういところが結構ある。よりにもよって駅構内の電波環境が全くよろしくない。

・駅のWi-Fiはあるみたいで、無料会員登録をすれば使えるようなのだが、情報を入力して登録ボタンを押すとホワイトアウトして全く先に進まない。何度やっても。

・昨晩は20時過ぎには寝て、そのためか午前3時頃に目を醒ましてしまった。クロチアゼパムを飲んでみたがその後全く寝付けることはなく、仕方ないのでめっちゃ早起きしたということにした。

・先に書くと、今日は今回の遠征の大本命、VLOF(フランデレンのファンファーレ選手権)1日目だった。朝9時半から午後9時50分(表彰式終了)まで、お昼休憩を挟みつつぶっ通しで演奏を聴く。もちろん全ての団体、全ての演奏を聴く必要はないしほとんどの人は途中で抜けているだろうが、このためにベルギーに来ている私は律儀にも全ての演奏を聴ききった。

・先述の通り今日はド早起きをしているので、18時を過ぎたあたりから、まあ〜眠くて眠くてしゃあなかった。しかし強烈な睡魔があるだけで、演奏中も休憩中もこくりともできなかった。眠剤飲まんとうたた寝もできんのか。

・だから全ての団体についてそれぞれ具体的な感想を持つことはまあ〜不可能だ。しかし「この人の音いいな」「このソロはうちのバンドの人の方が良い音で吹ける」「私だったらもうちょいこう演奏したいな…」という感想を持つ瞬間はたくさんある。それがとにかく大事だ。そういう感想を抱いたことを忘れずに日本に帰ってまた楽器を吹きたい。

・もちろん印象に残ったバンドというのはある。第1部門(6部門中下から3番目)に作曲家のステイン・アールツヘールツ(HopeやOsterfjordenの人)が指揮するバンドがあった。明らかに他のバンドと比べて頭一つ抜けている。全体のサウンドはブラスバンド系の音作りがかなり活かされているが、サクソフォンと金管とのブレンド感もいい。そしてアールツヘールツの指揮がうまい。実際のスコアも、2位とちょうど10点の差(!?)をつけて、94.50点で堂々の1位だった。あれは目指すべきところの1つですね。

・優秀部門(上から3番目)の中ではToeterdonk Tildonkという、33人で演奏していたバンドがとてもかっこよかった。ブラスバンドかよっていう人数の中にホルンは2人しかいない。その代わり?アルトサックスが4人くらいいた。この規模でマーキュリーを吹き、課題曲を吹き、火の鳥のファンタジア2000版を吹ききった。ソプラノサックスとフリューゲルホルンのトップ(おそらくひとりで1stやってた)の音も柔らかくて良い。ひとつの小(中)編成吹奏楽の形として完成されていた。これだけはみんなに絶対に聴いてほしい。ここは9団体中3位だった。

・電車の時間を気にしつつ最後まで表彰式に出て(ホールの座席の配置上、途中退席が著しく困難)、なんとかギリギリ間に合うかな、と思って席を立ったがホールを出る人の列がなっかなか進まない。ドア全開放にすればいいものを、なぜか片方の扉だけ開けているのである。ホールを出るためだけに5分くらい費やした。

一応走って駅まで行ったが、ホーム移動の方法がわからず右往左往しているうちに電車が来てしまう。階段を見つけて駆け上り下りしたが、目の前でドア開けボタンのランプが消え、電車は無情に去っていった。

・快速の終電は丸1時間後。その25分くらい前に各駅があった。どっちにしろ待ち時間は長いが、ちょっとでも短い方が良かろうと思って大人しく各駅に乗った。

・この時間だとちょうどいい場所につくちょうどいいトラムがなく、めちゃめちゃ嫌だったけどなるべく大通りを通って駅から宿まで20分歩いた。この街の街灯はめちゃめちゃ明るいが、明るいだけで安心感は全く無い。落書き多いしタバコは落ちてるし、うっかりカジノの通りに差し掛かったりしたし。

・宿についたのは日付も変わる頃だ。朝は空だったベッドに人が寝ている。荷物を無造作に置き、手早くシャワーを浴びて床に就いた。明日も6:30起き。

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