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「近文」2023年6月9日の日記

・旭川ってエノコログサ(猫じゃらし)全然生えてなくないですか!?!?

・と思って調べてみたが、そんなことは無いらしい。いや、でも今日すごい時間歩いて色々な雑草見たけど、多分エノコログサは一度も目にしなかったぞ。

・今日は1日フリーだったので、旭川の一駅隣、近文駅から歩いて20分の北邦野草園へ行ってきた。

今日の旭川。白い!!!!

・旭川駅→近文駅の車内からは山の連なりが見える。冬の間はあれもほとんど枯れ木だったのだろうなと思いを馳せる。私は一関東人として、旭川に常緑広葉樹林、また杉や竹といった木本がないという事実に新鮮に驚いてしまう。キンモクセイもツバキもサザンカもサツキもここでは生きていけないのだ。

・そういえば前回旭川に来たとき(昨年12月)は積雪がすごくてずっと雪が降っていたな。見渡す限り白色で、木々の緑は見る影もなくて、ただナナカマドの実だけが紅々としていた。人間も必要最小限の動きしかしていなくて、「生」の気配が薄かった。12月初旬という北海道にしろ本州にしろまだ真冬とは言えない時期で、寒さ自体は思ってたほどではないなと感じていたのだけど、絶対的な緯度の差を感じた。これが北海道の冬なのだと思い知らされた。



・近文駅、着いたら駅舎の構えが想像を遥かに超えていてびっくりした。とんだ僻地に来てしまったと思った。

駅舎の中はおばあちゃん家の匂いがする

・切符は電車を降りるときに車内の運賃箱に入れるシステムで、鹿島臨海鉄道で大洗に行くときも似たようなルールだった気がする。

・え…こんな寂れた街に…?と絶望しかけたが、駅から徒歩圏内にはイオンモールもあるし、野草園まで歩いている間もなんだかんだずっと住宅街が続いていた。

・旭川駅前にもイオンモールがあるのに一駅隣の近文にもイオンモールがあるの、イオンモールの密度バグってない?


・ただやっぱり北海道は1家屋あたりの土地面積が広いなあと思う。どの家にも、ちょっとした畑ができるくらいの土地があって、アスパラとかナスとかスイカとか、思い思いの物が植えてあった。北海道でもスイカは育つんだな。マリーゴールドやコスモスもあった。北海道でも平気なんだな…。


ブタナ。タンポポモドキともいう(そのまんま)

・近文、全雑草に占めるブタナの割合がめちゃくちゃ多い気がする。育ちやすい気候なのかしら。あと結構ルピナスが雑草化しているのをあちこちで見かけて驚いた。栃木の実家周りでヤグルマギクが雑草化してるのと似たようなことなのかしら。

奥の方にルピナスが勝手に生えている

・そういえば、あの悪名高きナガミヒナゲシの姿を北海道に来てから見ていない気がする。見逃してるだけ?いや、見たらすぐ気付くと思うんだよな…。本州の線路沿いにはナガミヒナゲシやオオキンケイギクが堂々と蔓延っているが、近文駅の線路周りにはルピナスやビロードモウズイカやアキタブキが生い茂っていた。

アキタブキは本当にでかい。あの下にコロポックルがいる

・シロツメクサやアカツメクサ、オオバコなどは北の大地でも健在だ。なんなら本州にいるやつより元気な気がする。


野草園の手前には比較的大きな川が流れている
アイヌ語地名があると嬉しい

・野草園踏破イベントは書くと長くなりそうなので日を改めて書くことにする。


・近文駅前の珈琲屋さんでブレンドコーヒーとチーズケーキをいただいた。店主さんは(他の口コミなどを参照する限り)きっと癖がある人なんだろうけど、別に人が嫌いな訳ではない、人懐っこいタイプだという感じがした。コーヒーもケーキもおいしかった。

・夜は旭川駅前周辺の居酒屋に突入しようと思ったのだが、いざ入ってみたら店員の姿が全くなかったり、満席だったりしてやる気を無くし、結局今日もスーパー飯だった。今日はヒラメのお刺身と半身揚げを食べた。最高。

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花月
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