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「狂ってやがる」2023年5月21日の日記

ことりファンファーレオルケストのリハーサル。初めての人と2回目の人が見学に来てくれた。

サックスの見学者さんに、ファンファーレオルケストのサックスがいかにおいしい立場にあるか演説してしまった。ソプラノで見学に来てくれた方はファンファーレオルケストという編成を知っている状態で興味を持ってくれたらしい。何で知ったんですか!とか聞けばよかった。また来てほしい。

広島から遥々いらっしゃった方もいた。昨日の東京ブラスソサエティの演奏会を聞くために東京に来て、帰る前にうちに寄ってくれた。広島でもファンファーレオルケスト立ち上げてほしい。たこせんごちそうさまでした。

本格的に演奏会をやる前に録音会をやりたいね、と立ち上げ時から話していたんだけど、今の人数でフル編成の曲を録るのは無謀なので、フレキシブルの楽譜を新しく買うことにした。スコアの表紙を見る限り多分HaFaBraどの編成でもできるようになっているのだろうけど、謎に編成ごとに販売ページが分かれていて、怖くてその場で注文できなかった。明日一回問い合わせ入れてから買う。

たくさん息を吸ってたくさん吐いた。自分って自分が思っているよりもかなり多くの息を吸えるし、思っているよりも多く息を吸えたとき、自分でも驚くくらいハリのある輝かしい音が出る。
先月、初めて合奏の中でフルートを吹いたとき、それまでの人生で多分一番多くの息を吸えているな、と感じて、その後どんな楽器を(大抵ホルンかコルネットだけど)吹くときもあのときくらい息を吸うようにしている。
あと、先月?のことりのリハのときに「楽器(唇)に息を吐く直前まで息を吸っていていい」ということを言われてから、もっと息が吸えるようになった、気がする。
吸うにしても吐くにしても実際に音を出すにしても、一回リミッターを外せるといいのだと思う。リミッターを外せれば、その後の調整は如何様にもできる。多分。そして奏者のリミッターをうまく外せる指揮者はいい指揮者。過去を思い出してみても、いいなあと思う指揮者(指導者)は「あなたはもっとできるよ」のやり方がうまい。

呼吸という生理現象の延長線上で楽器の演奏をやっているんだなあ、面白、と急に思った。

それでいうと、ことりをやっていくにあたって、このバンドにはもっと狂気度が必要だなあと思う。ハッピーペンギンブラスはそういう突き抜けというか、悪くない意味での「えっそれおかしくない!?」があって、それが魅力になって人を惹きつけている、と思っている。そういうのがほしい。

これは最近再確認したことなんだけど、ファンファーレオルケストに興味を持つ人は、他の人がやってないことをやりたい欲が強いっぽくて、そこをうまいこと利用できないもんかな。今までだと「ファンファーレオルケストを通した普遍的な音楽の楽しみ」の面を主にした広報とか運営をやってきたのかなと思う。普遍はみんなにわかるけど、尖りがない。音楽やることそのものを大切にしつつ、「やったことないもん一緒にやろうぜ!!!」みたいなのを、やってみたいな。やりたい。欲望に忠実になりたい(昨日ショーペンハウアー入門を読んでた奴の言葉とは思えない)。

練習後はちょっと珍し目の面子でご飯に行って、色々話した。色々話したけどnoteに書ける内容あんまりない。
・トランペット/コルネットを吹くときの唇を閉じる力。
・限りなくレガート。
・色々な楽器を吹けることの効用。
・そこは一枚岩なのか〜と安心した。
・新曲のタイトルまじでそれになるのか。
・ブレンド茶の味って何?
・G避け効果のある植物。
・夫婦漫才。
・パンに救いを求めなくなった。

音楽の創作の話が面白かった。どうしても作曲に対して、何もない中から音楽が出てくるの怖!作曲家すご!と思ってしまうんだけど、大量のガラクタの中から作品ができてくる、と言われると、作曲が決して突飛なものではなく、他の創作と同じなんだなと思う。
絵を書くときも、人に見せない大量の落描きやスケッチの中から実際に作品になる部分が出てくる。文章を書くとき、この日記を書くときでさえ、一度打たれて消されたり、無意識のうちに解体された大量の言葉であふれている。

なんかうまくオチないけど、日記だからヨシ!

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花月
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