トマトの学校
キズがある。凹んじまってるヤツもいる。どうした、虫に食われたか?
酸っぱそうなの。甘そうなの。大きいのも。小さいのも。
ここは「トマトの学校」で、今、社会科の授業中。トマトらしさって、いったい何だい。ロゴマークみたいな美形トマトが、トマトなのかい。
んな訳ないよ。
イイかい。めげる必要なんてないんだ。キズも凹みも全部だきしめて、胸張って、夏の陽の光をこれでもかと吸収すればよい。 それで・・・よい。それが トマト・スピリットってもんだ。
だから・・・
キミ がいる。
ボク もいる。
居場所がある。
わかってくれる人がいる。
きっと どこかで だれかが 見ている。
大切なこと教えてくれた、トマトの学校。
では、今日の授業はこのへんで。
最後に、好きな聖書の言葉、添えておきます。
一人一人,自分の行いについてよく考えましょう。そうすれば,人と比べて喜ぶのではなく,自分自身のことを喜べます。 (ガラテア6章4節)
*注 : ここはニューヨーク市、マンハッタンのユニオン・スクエア・パークの青空市場。並んでいるのはれっきとした売り物で、自然派志向のニューヨーカーが喜び勇んで買い求めていくエアルーム・トマト。日本ではまだあまり知られていない?原種型。
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