見出し画像

トマトの学校

オーガニックトマト 5

キズがある。凹んじまってるヤツもいる。どうした、虫に食われたか? 

酸っぱそうなの。甘そうなの。大きいのも。小さいのも。

ここは「トマトの学校」で、今、社会科の授業中。トマトらしさって、いったい何だい。ロゴマークみたいな美形トマトが、トマトなのかい。

んな訳ないよ。

イイかい。めげる必要なんてないんだ。キズも凹みも全部だきしめて、胸張って、夏の陽の光をこれでもかと吸収すればよい。 それで・・・よい。それが トマト・スピリットってもんだ。

だから・・・

キミ がいる。

ボク もいる。

居場所がある。

わかってくれる人がいる。 

きっと どこかで だれかが 見ている。

大切なこと教えてくれた、トマトの学校。

では、今日の授業はこのへんで。

最後に、好きな聖書の言葉、添えておきます。

一人一人,自分の行いについてよく考えましょう。そうすれば,人と比べて喜ぶのではなく,自分自身のことを喜べます。  (ガラテア6章4節)


*注 : ここはニューヨーク市、マンハッタンのユニオン・スクエア・パークの青空市場。並んでいるのはれっきとした売り物で、自然派志向のニューヨーカーが喜び勇んで買い求めていくエアルーム・トマト。日本ではまだあまり知られていない?原種型。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?