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ひとてま 「袖」の縫い付けは1周半

袖は身頃についているもの。

腕が動かしにくい時だけ「?」と思う程度ではないでしょうか?


洋裁を学び知ったことは

袖は身頃につける時

ただ縫い付けるのではありません。

ぐるりと1周に プラス半周縫い付けます。


身体の動きを考えて

袖の下の部分は2重で縫つけられています。

強化されているということです。


脇にほつれが起こる場合

その理由は

1周縫い付けだったから という

それだけの理由で起こるわけではありません。

でも、強化しておくことはとても大切なことです。


ほつれは

身体にフィットしていない時にも起こります。

着心地に少し違和感を感じるということは

服のその違和感を感じた部分に

負担が生じているのです。


何気なく着ている服の 着心地とは

服を創る工程のひとつひとつの丁寧さが

より心地よい服を創り出していると思います。


洋裁の見えない部分

見ることはないかもしれないけど

服創りの歴史 経験の蓄積によるデータが

今の洋裁のノウハウとなり

私たちが学ぶことができています。


そして

より素敵に

より心地よいものであるためにと

学んだひとてまを大切にして仕立てています。


着心地とは

素材、デザイン、フィット感

デザインだけでなく自分の身体にフィットするということも

とても大切なことだと感じています。


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