氷のかぐや姫
皆さんには大切な友達は居ますか?
これは私を救ってくれた大切な友達のお話です。
それは、いつからだったか分からないけど理由もわからず私はいじめられていました。とある出来事がきっかけで僅かな人からのいじめがクラスのほとんどになって。
その時すごく苦しくて、助けてほしくて、自分が楽でいられる場所が欲しくて、ネットの世界に助けを求めるようにあるアカウントを作りました。
そのアカウントの名前は「氷のかぐや姫」
何故その名前にしたのか、その理由は大好きな漫画でした。かぐや様は告らせたいという漫画に出てくる主人公、四宮かぐやは中等部の頃に凛とした性格がゆえに「氷のかぐや姫」と呼ばれていました。しかしそんな彼女はこの物語のもう1人の主人公白銀御行に出会い変わっていきます。
今まで知らなかった愛を知ったかぐやちゃんは、次第に普通の女の子へと、どこにでも居るような一人の少女四宮かぐやへと
変わっていきました。
(詳しいお話はかぐや様は告らせたい15巻をお読みください!)
その時の私は毎日が苦しくて、そんな自分と氷のかぐや姫を重ねていました。
そんな時ある1人の子に出会いました。
その子は私と同い年でかぐや様は告らせたいが大好きで話も合って、その子と話している時はすごく楽しくて。
気がつけばその子と話すのが楽しみになっていて、
いつしか悩みも打ち明けられるようになっていて本当に会ったことがないのか疑うくらいに仲良くなって。
その時に私は思いました。私にはもう「氷のかぐや姫」は必要
なくなったんだと。
そして私は「氷のかぐや姫」というアカウントを消しました。
そして新たに「心葵」として前を向くことにしました。
もちろん今ではクラスも変わりいじめもなくなりました。
だけど辛いことはやっぱりあって。
そんな時その子は私の悩みを嫌な顔一つしないで聞いてくれて
一緒に頑張ろうって言ってくれて自分のペースで頑張ればいいって優しい言葉をかけてくれて。
いつも私の味方になってくれるその子には感謝を伝えても足りないくらいで。
だからこの暗い毎日から解放されていつも通りの当たり前だった日常に戻ったら、絶対に会おうという約束を叶えるために
今はこうして文章を通して感謝を伝えます。
いつか会える日が来たら感謝を直接言えますように。
たくさん迷惑かけちゃうと思うけどこれからもよろしくね。
私を氷のかぐや姫から心葵にしてくれてありがとう。