お母さんの話

私と母の関係は親子というより姉妹に近いのかもしれない。
幼い頃から毎日お母さんとの会話をしている。
多分、インフルエンザになったとかじゃない限り、話さない日なんてなかったと思う。
話の内容は今日あったこととか、推しの事とか。
お母さんと私は趣味も好きなものも全く違う。
お父さんとお兄ちゃんはアニメも見るけど、お母さんは全く見ない。それでもお母さんは私の話すアニメの話も真剣に聞いてくれる。私のお母さんはそういう人なんだ。
お母さんと私が唯一共通する話題はある俳優さんの話をするときぐらい。
その方は歌手活動もしているのでお母さんの車で某火曜日はハグの日で有名なエンディングのダンスが社会現象にもなったドラマの曲なんかを流しながら2人で熱唱したりする。

最近は私が好きなプリキュアを一緒に見てくれる。
見ているうちにお母さんもハマったみたいで、一緒に語れることがすごく嬉しい。

そんな姉妹みたいな、友達みたいなお母さんと私だけど、もちろん喧嘩もあるわけで。
私が小さい時に悪いことをしたときは当然怒られたわけで。
でもそんなときお母さんは必ず「大切だから怒るんだからね。」という。
この言葉はお母さんが私の祖母から言われて育ったことだそう。
小さいことは怒られると決まってお母さんが言うこの言葉に対して「なんだよ」って思ったりもした。
でも今ならわかる。愛があるからこそのことなんだと。
いつか、将来私が結婚したとして子供ができたらきっと同じことを言うだろう。
私にとってこの言葉は大切だから。

直接は恥ずかしくて言えないからここに書き留めておこうと思う。


お母さんいつもありがとう。大好き。
これからも手のかかる娘だと思うけどよろしくね。

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