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【ワンポイント英文法】時・条件を表す副詞節内の時制
文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
今日は、時・条件を表す副詞節中では未来の内容でも現在形になるというルールをやりましょう。
1、副詞とは?節とは?
まず、副詞とは何か、節とは何かを理解しないといけません。こちらでは、簡単に説明しましょう。副詞は、名詞以外を説明する言葉です。節とは、単語同士がまとまって1つ品詞になって、SVの関係があるものです。つまり、副詞節とは、単語同士がまとまって、副詞の役割をして、SVの関係があるものになります。
2、ルール
ex. If it rains tomorrow, I'll stay home.
「もし明日雨が降れば私は家にいます」
では、例文で時・条件を表す副詞節中では未来の内容でも現在形になるというルールを見ていきましょう。
(もし明日雨が降れば) → 「いる」ので「動詞」を説明しています。そのため、この部分は副詞。かつ、「if」「it」「rains」「tomorrow」が合わさっています。そして、SVの関係があるので、副詞節ですね。
こうした場合では、「rains」となっているように、未来の内容でも現在形で表します。現在形ですので、s が付く場合もあるのに注意しましょう。このルールがあるのは、「if」だけではありません。
ex、I will call you when she arrives.
「彼女が着いたら、電話します。」
whenのときもこのルールは当てはまります。「when she arrives」の部分が副詞節です。ですので、未来の内容でも「arrives」と現在形になっています。
3、副詞節を導く従属接続詞
他に副詞節になるものを確認しましょう。
after / before / until / by the time / as soon as / while / unless / whenever などがあります。
4、副詞節のときだけ
ex. Please ask Tom if he will come to tonight's party.
「トムに今夜のパーティーに来るか尋ねてください」
この例文を見てください。この「if he will come to tonight's party」の部分は「will come」になっていますね。
ここで、さっきまでの説明で「when、ifのときは、現在形か~」などと省略して覚えないでください。
時・条件を表す副詞節中では未来の内容でも現在形になるというルールです。
実はこちらの文の「if he will come to tonight's party」ここは、副詞節でなく、名詞節です。そのため、副詞節ではないのでルールが適応されません。未来のことは未来で表します。よって、「will come」になっているのです。
5、判断
名詞節か副詞節かの判断は周りの形から見極めるタイプと意味で判断する場合の2種類あります。名詞節か副詞節かで訳が変わってくるのです。そこでよく出る「if」「when」についてみていきましょう。
If / もし~ば (副詞節) ~かどうか (名詞節)
when / ~とき (副詞節) いつ~ (名詞節)
このように副詞節か名詞節かで意味が変わりますのでこちらでも判断できると思います。
6、例外
ex. If you will go out without an overcoat, you will catch a cold.
「もしどうしてもオーバーを着ずに外出なさるというのなら、かぜをひくことになりますよ」
ここの「If you will go out without an overcoat」は副詞節ですが、willが付いていますね。なぜでしょう。例外と言ってしまってもいいですが、このwillは「未来」の意味でなく「意志」が強く出た「will」なのです。
このように、「未来」ではなく、「意志」の「will」なので、つけることができるというものです。このときの主語は基本的に人になります。
7、応用
ex. I will come to him when I have finished my homework.
「宿題をやり終えたら、彼のところに向かいます」
これは応用です。時・条件を表す副詞節中で、未来完了形の場合は、現在完了形になります。完了が足されただけですね。例文では「when I have finished my homework」が副詞節になります。「have finished」で現在完了形になっていますね。
8、理由
では実際なぜこのようなことが起こるのか考えてみよう。考えるとルールでもなんでもないようなことがわかります。
ex. If it rains tomorrow, I'll stay home.
「もし明日雨が降れば私は家にいます」
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普通に考えると、図のような感じになる。しかし、要は、仮定の中が基準になるから、現在形になるのです。
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仮定や条件のときって、頭の中でそうなることを想像しますよね。つまり、その状況に現在いると仮定してるわけです。頭の中で「雨が降っている状況」を基準にして考える。だから現在形にするのです。そして、そこを基準にして、「家にいる」のは未来だから節の外は、未来形なわけですね。
ルールというより、当たり前の感覚でした。しかし、テストで点を取るにはルールであると覚えてしまったほうがいいように思います。
覚えるポイント
1、ルールの内容を覚える
→副詞節とは?
→どうなる?
→例外は?
2、副詞節になる単語を覚える
3、副詞節と名詞節の判別ができるように
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