NymVPNアプリ、ゼロ知識アカウント対応

2024年12月16日 16:27

コミュニティ

・Nym日本コミュニティ - Telegram
・Nym日本コミュニティ - Discord
・Nym日本コミュニティ - LINEオープンチャット
・Nymプロジェクト日本語アカウント - X

Nymは2024年末までに完全版のNymVPNを提供することを約束していました。そして、ついにお知らせできることを嬉しく思います。本日、12月12日、NymVPNの最新の安定版「v2024.12」が、AndroidやWindowsを含む主要なプラットフォーム向けにリリースされます。

このリリースにより、すべてのアプリで「zk-nym匿名認証」に基づくゼロ知識アカウントが利用可能になります。これにより、ユーザーがNymVPNに支払いを行った際でも、その個人情報がアプリの利用と結びつけられることは一切ありません。他のどのVPNプロバイダーとも異なり、最先端のゼロ知識技術を活用することで、Nym Technologiesがユーザーの情報を漏らす心配がなくなります。

次のステップは、ユーザー向けの支払い機能の有効化です。ただし、NymVPNは来年初めまで無料でご利用いただけます！商用リリースが始まる前に、世界で最も匿名性の高いネットワークの無料のゼロ知識認証情報を手に入れるチャンスをお見逃しなく。

NymVPNアプリのリリースは、NYMトークンのバイバックの終了とタイミングが重なります。過去1か月間、Nymは歴史的な低価格を利用してNYMトークンのバイバックを行ってきました。

これは、2024年1月にNymVPNアプリがサブスクリプション支払いを必要とするようになった際に導入される、継続的な買い戻しメカニズムの試行でした。この支払い機能は、来週ベンチャーキャピタル企業などの機関向けにデモが行われ、その後、より広範なコミュニティ向けにテストが行われる予定です。したがって、今後1か月間、買い戻しのために設計されたアルゴリズムを使用したNYMトークンの購入が継続すると予想されます。

NymVPN v2024.12には、11月に導入された改善された状態ベースのエラー処理を通じて、パフォーマンスとセキュリティの向上も含まれています。特に、モードを切り替える際の接続が、これまでより安定し、スムーズになると期待されています。

NymVPNは、2025年1月の商用リリースに向けて、年末年始の休暇期間中も厳密なテストが続けられます。数日以内にベータ版の支払い機能が稼働し始めますが、NymVPNは引き続き無料でご利用いただけます。この機会に1か月の無料利用を申し込み、世界で最も匿名性の高いネットワークのテストに参加してください。

対応プラットフォーム

NymVPN v2024.11は現在、以下のプラットフォーム向けにリリースされています：

MacOS
Linux
iOS (available in Apple Store)
Android (available in Play Store, and F-Droidは近日リリース予定)
Windows (beta)

新しいNymVPNアプリ

Android
Android向けのモバイルアプリは、Google Playで利用可能になりました。F-Droidでは数日以内に利用可能になる予定です。

Windows
WindowsアプリにFast Mode（WireGuard対応）が実装され、現在ベータ版として利用可能です。これはWindows向けの初のリリースであるため、バグが発生する可能性があります。不具合が見つかった場合は、ぜひこちらから開発チームに報告してください。

Zk-nyms
Zk-nyms（ゼロ知識アクセス認証情報）は、NymVPNにおける匿名アクセスの基盤です。これにより、Nym自身からもユーザーの匿名性が完全に保たれたまま、Nymネットワークにアクセスできるようになります。Zk-nymsのインフラはすでに整備されており、来週のベータ版支払い機能の開始とともに、Zk-nymsの発行が開始される予定です。

注: 旧バージョンのticketbook / 認証情報を使用しているユーザーは、新しい認証情報が発行されるまでZk-nymsが有効にならない場合があります。

アカウントの登録 / ログインフロー
2024年11月のリリース以降、NymVPNの登録および複数のデバイスからアプリにログインするためのシステムが簡素化されました。

nymvpn.comでアカウントを作成し、リカバリーフレーズを取得します。
サインアップ時に、**1か月間無料のZk-nyms「ticket book」の使用許可（30日間/250GB）**が付与されます。
リカバリーフレーズを使用して、macOS、Linux、Androidモバイル、またはiOSでNymVPNにログインできます。（Windowsは来月対応予定です）
同じリカバリーフレーズを使用して、最大10台までの追加デバイスをログインに追加できます。

注: これからは、匿名認証情報に基づき、APIを介して「フェアユース制限（使用量の上限）」が適用されます。ユーザーは、アカウントのプランやフェアユースの使用状況を確認することができます。

DNSおよびIPv6リークの対策
NymVPNに接続している間に発生するすべてのリークはすでに修正済みです。Nymの開発チームは、NymVPNアプリに接続する前に発生するリークの対策にも取り組んでいます。これらのリスクが完全に解消されるまでは、商用版のフルリリースは行わない方針を堅持しています。

Crunch
Nymネットワークは、Nymトークノミクスに向けて大規模なアップデートを行っています。このトークノミクスでは、トークンの価値がNymVPNアプリの実際の使用にリンクされます。NymVPNのサブスクリプション支払いは、NYM買い注文をトリガーし、ユーザーのアクセスを匿名化するとともに、NYMトークンのフライホイール効果を生み出します。

Crunchにより、オペレーターは自分のノードがゲートウェイとして機能するか、ミックスノードとして機能するかを選択できるようになります。また、新しいネットワークモニターの追加や、ネットワークパフォーマンスを向上させるための旧ノードを削除するメカニズムも導入されます。

次のステップ: ベータ版支払いと商用リリース

ベータ版支払いとzk-nym発行
支払いフローは最終テスト段階にあり、来週初めに実装される予定です。ベータ版支払いには、デビットカードとクレジットカード（Stripeを通じて）、NYM、BTCが含まれます。これらの支払いは、新しい認証情報に対するzk-nym発行とリンクされます。

注意: 支払いシステムは商用リリース前に支払いフローを試験するためのベータテスト用です。NymVPNは引き続きすべてのユーザーに無料で提供されます。

商用リリース
NymVPNの商用リリースは2025年1月を予定しています。Nymチームがリリースを2025年に延期した理由は、ホリデーシーズン後のマーケティングの機会を最大化するためです。これにより、アプリができるだけ多くのユーザーの手に届くことが保証されます。

まとめ

一般向けの完全で安定した、そしてリークのないNymVPNアプリの提供は、始まりに過ぎません。2025年には、このアプリが市場に投入されます。これが、NymVPNアプリの具体的な使用に基づき、トークンの価値がリンクされるというNymの新しいトークノミクス実験の始まりとなります。

アプリのユーザーにとっては、NymVPNが本格的に成長していく中で、キルスイッチや自動接続機能によるすべてのリーク防止、検閲耐性技術によるブロックされたコンテンツへのアクセス、そして未来のAIや量子コンピュータに対してデータを保護するためのポスト量子暗号技術など、多くのエキサイティングなアップグレードを期待できるでしょう。

2025年は大きな年になります！