
車椅子の息子/息子が号泣した絵本3冊
我が家の小学生の息子は、脊髄の病気で生まれたので、生まれてから一度も歩いたことがなくて、いまは車椅子が移動手段です。
その車椅子の息子なんですが、共感性が強いようです。
というのも、息子は病気で生まれてから長い入院生活を送っていたので、
看護師さんのような、仕事として共感性の高さを身に着けている方にかこまれて育ちました。
そんな環境で育ったため、自然と、共感性の高さを身に着けているようです。
もちろん、本人の資質もあると思うのですが。
で、その、共感性が高い息子が、号泣した絵本がありますのでご紹介です。
まず、1つ目が、「はらぺこあおむし」
有名な本ですよね。
息子が0〜1才の入院中に、この本を持ち込んでよく読んでました。
ですが、息子が2〜3才になり、言葉の意味が分かりはじめると、
号泣するんです。
「えーん、蝶々になったよー」
のようなことを言っていたので、たぶんうれし涙だと思うのですが。
えっと、そこは泣くとこ!?と思いながら、毎回読んでました。
次は、「あらしのよるに」です。
これも有名な絵本ですよね。
これは、「はらぺこあおむし」より字が多めなので、4歳か5歳ごろに読んだと思うのですが、この絵本も、息子は泣いてました。
泣き方は、最後まで読んで、余韻で「しくしくしく」といったかんじ。
ですが、なんで泣いていたのかは分からないんですよね。
4歳か5歳の息子には、まだ自分の思いを言葉にすることができなくて、なぜ泣いているのかを言葉で教えてくれませんでした。
私が当時の息子に、泣いた理由をあれこれ聞けばよかったのですが、
そのときは、2歳の娘がいたので、そして娘が絶賛イヤイヤ期だったので、私の余裕がなさすぎて、息子に聞けなかったです。
そして最後が、「はぐれくん、おおきなマルにであう」です。
こちらも、村上春樹さん翻訳ということで有名な絵本。
息子は、この前作となる「ぼくを探しに」では泣かなかったのですが、この「はぐれくん、おおきなマルにであう」では号泣。
読んだときは6才の小学校1年生のときで、息子は自分で本を読める年齢になっていたので、自分で読んでいました。
そして、ふっと気づくと、息子が号泣してるんです。
で、泣きながら「涙で読めないから、この続きをママ読んで」と、訴えてました。
「なんか分からんけど、涙がでた」そうです。
だから、単身赴任中で普段は家にいないパパにも、読んでもらいたいと言っていました。
というわけで共感性の高い人が周りにいたおかげで、共感性の高さを身に着けている息子なんですが、その息子が号泣した絵本3冊です。
息子は、いまも本を読んであげると、本の中の相手の気持ちになって考えるのが好きなようです。
なので、相手の気持ちが想像できる子供に育ってくれてうれしいなとは思うんですが、
相手の気持ち入りすぎてないかな、この先、深い悲しみを抱えた人に出会ったら、その人に引きずられないかな、とも気になります。
ですが、想像力がないよりは、ある子供に育ってくれて、嬉しいなと思います。
(追伸)
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