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車椅子の子供の育児ですが、成長とともにほんの少ーーーしずつ楽になっています

我が家の息子は生まれつき足が動かないので、
8才になる今は車椅子で移動しています。

で、我が家の息子は、足がさほど動かない子供でしたので、体の成長というのがとってもゆっくりでして。

いつまでもいつまでもいつまでも、乳児の時と同じお世話が続いていました。

具体的には、歩けないから移動は親が抱っこしたり、座れない時期も長かったので、着替えも親が着替えさせて。トイレも最近になるまでは、親が完全に付き添ってたんです。

だから、生まれから5年くらいは赤ちゃんのようなお世話が続いてまして。

もうね、子供の自立の未来が見えなさすぎて、「もう無理」と思ったことも10回や20回や100回どころじゃなかったのです。

でも、車椅子の息子がいま8才になって、ふと後ろを振り返ってみると。

8年たつと、さすがに楽になってました。

息子も、体の成長がゆっくりとはいっても、毎日0.00001%ずつでも成長しているので。

年単位で見れば、着替えとか、トイレとか、自分で出来るようになったし。

移動に関することは壊滅的にダメだったんですけど。

それでも、毎日0.00001%の成長が8年続けば、0.00001%×365日×8年になるので、やっと肉眼で見える成長になってきて。

移動のことも、親が手伝う頻度が減って、楽になってました。


例えば、先日パン屋さんで息子とお昼ごはんをたべたんですが。

ここのパン屋さんのテーブルが、息子の身長というか、車椅子での座高の高さにぴったりでして。その日は車椅子のままテーブルに座ってもらって食べました。

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普段だったら、お店のテーブルと息子の車椅子の高さが合わないことがほとんどなので。

よっこいしょと、息子を車椅子からお店の椅子に移していたのですが。

ここのパン屋さんだと、車椅子からお店の椅子に移す必要もなくて。
こういうひと手間がなくなることが、とても楽なんですよね。

他にも、このパン屋さんから家に帰る時。車で来ていたので、車に息子を乗せるのですが、息子自身が自分で車のスライドドアを開けて、自分で車に乗り込んでくれたり。

さすがに、車椅子を自分で車に乗せることはまだ出来ないのですが、息子だけでも自分で車に乗り込んでくれるのは、非常に助かります。

そういうひと手間のお世話がいくつも減ることで、「あっ、楽になった」と感じます。


というわけで、
生まれつき歩けなくて、体の成長がゆっくりだった車椅子の息子は。

生まれてから5年くらいは、移動や着替えに、乳児なみのお世話が必要だったのですが。

息子も毎日0.00001%ずつでも成長してますので、8才になるとやっと肉眼で見えるくらい成長して、親も少ーーーしずつ楽になってきました。

それにしても、車椅子の息子の育児というか介護というか介助が、楽になったなと感じられるようになるまでには、8年もかかるんだなと。

8年って長いよ、としか言えません。

(追伸)
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