
車椅子の息子を連れての旅の話
車椅子の息子を連れての博多旅行の話です。
5月に福岡県博多市へ2泊してきまして、その様子を書きます。
9歳の車椅子の息子と、6歳の娘を連れた旅行というのは、こんなかんじでまわっております。
まず1日目は、博多へ移動して、夕方にホテルへチェックイン。
その後に、夕ご飯を食べに行きました。
1日目に泊まったホテルは、ザロイヤルパークホテル福岡というホテルでして。博多駅から比較的近い場所にあるホテルです。
このホテルを選んだ理由というのが、5月の連休前にたまたま空室があったというだけで選んだホテルなのですが。良いホテルでした。
車椅子で移動するのにも、大きくもなく、小さくもない規模のホテルなので。ホテルの中での移動もスムーズでしたし。
部屋もごくスタンダードなツインですら狭くもなかったです。少なくとも、車椅子だと部屋の中を通れないじゃん、ということにはならなかったです。
ただ、車椅子視点となると、、、
車で行くとなると不便なホテルなのかな。
車で行った時には、車をホテルの提携駐車場に駐車するんですけど。
提携駐車場が200メートルくらい離れているので、車椅子とスーツケースなんかの荷物を持って移動するのは不便な人もいるかもしれない。
で、この日の夕ごはんは、博多駅へ歩いて移動して、博多駅直結の博多阪急で水炊きを食べました。
ちなみに、博多阪急とは、福岡県福岡市博多区博多駅中央街にある、阪急阪神百貨店が運営する百貨店。博多駅博多口の駅ビル「博多シティ」内にあり、同駅ビルの核店舗である。(Wikipedia)
ということで、博多駅は車椅子にとってとても便利な場所でして。
それは、博多駅に博多阪急という百貨店や博多シティなどの駅ビルが直結しているということだけではなくて。
駅と駅ビルが、ほぼバリアフリーなんですよね。
なので、博多駅ビルに行けば、「車椅子で入れる店はどこだろう?」と悩むことがない。
なにしろ、ほぼすべての店がバリアフリーなので。
ラーメン屋さんからぎょうざ、もつ鍋、水炊き屋さん。どこでも車椅子で入れます。(店の方針で車椅子お断りの店があるかもしれませんが)
ただ、難点として。
エレベーターが混む時間帯だと、エレベーターに乗れない。
車椅子がエレベーターに乗れない問題、というのがあるんですけど。
これは、「歩けるけど疲れるからエレベーターで行こう~♪」という人がエレベーターに押し掛けると、車椅子がまったくエレベーターに乗れないんですよね。
しかも、「俺だって(私だって)疲れているんだよ」いうことで、車椅子ごときにエレベーターを譲ってくれない。
それどころか、車椅子をおしのけて我先にエレベーターに乗り込む人々。
なんか、車椅子の息子を連れていると、会いたくなくても、車椅子より我先にエレベーターに乗り込む人に出会ってしまうのですが。
こうやって障害者を押しのけてきた人が、日本社会の競争を勝ち抜き、昔の繁栄してた日本を作って、今の衰退した日本を作ってきたのかなあと、ついつい妄想して現実逃避をしてしまいます。
さらに余談ですけど。
百貨店のエスカレーターで、ベビーカーごとエスカレーターに乗る人をたまに見かけるんですが、これはやむにやまれずだと思います。
だって、エレベーターをいくら待っても、ベビーカーを乗せてくれないんだもん。
やっと乗れたかと思うと、「すみません、すみません」とか言いながらよけながらです。
そんなことをするのなら、少々の危険を冒して、ベビーカーであってもエスカレーターを利用した方が精神的にもよいと判断してのことだと思う。
で、博多駅直結の博多阪急で夕ごはんを食べた後は、ホテルに戻ろうとしたのですが。この日は、ここで雨が降ってきました。
でも、なんとかして、車椅子の息子を連れて、雨の中を500メートルほど歩いて、ホテルへ戻らなければならなかったのですが。
ここで親切な人に出会いました。(相手は仕事でやっていただけなんですが)
ホテル日航福岡を通った時に雨が強く降ってきたので、雨宿りのためにホテル日航福岡にはいってのですが。
ホテルのスタッフの方が、いかにも宿泊者でもなくお金を落とさない私たちを「いらっしゃいませ」といれてくれて、本当に雨宿りだけさせてくれたんですよね。
おかげで、雨が弱まったときに自分たちが止まっているホテルに戻ることができて本当に助かりました。親切なホテルスタッフの方に感謝です。
次に博多に行った時には、日航ホテルに泊ります。(私たちも泊まれる値段でしょうか?)
で、1日目が終わり2日目は、車椅子の息子のリクエストだったキッザニア福岡に行ってきました。
キッザニア福岡はららぽーと博多の中にありますので、ホテルから、ららぽーとまでは車で行きました。
ららぽーと博多は新しい施設のためか、車椅子駐車場が多数用意してあって、この日は5月の連休中にもかかわらず、車椅子駐車場に停めることができました。
そこから車椅子の息子と夫は、キッザニアのあるエリアに行き。
私と娘は、ららぽーとの中をお買い物したり、ららぽーとの中にあるキッズスペースで遊んだり、何か食べたりしました。
で、私と夫が、なぜ別行動をしたかと言うと。
キッザニアの値段が高すぎることでして。
この日のキッザニアの値段が、小学生1人5600円、大人1人が2600円だったんですが。
それを子供2人、大人2人分払うのは厳しいなあと思って、別行動しました。
さらに娘は、キッザニアに一度連れて行ったことがあるんですが、興味がなくて何もしなかったんですよね。
こっちとしては、5000円も払ったんだから、何かしなさいよって思って、無理やり何かさせたんですけど、全然乗り気じゃないんです。
なので、今回は、キッザニアに娘をつれていかず、ららぽーとでお買い物をすることにしました
ちなみに、車椅子の息子は。キッザニアでの障害児割引がありまして。
半額で入り込んでおります。さらに付き添いの大人1人も介護者割引ということで半額です。お得です。
で、その日の夕方に、キッザニアを終えた車椅子の息子と夫と、お買い物を終えた私と娘が合流して、ホテルへ戻りました
2日目のホテルはホテルモントレ福岡というホテルです。
このホテルもかなり良かったです。
部屋はごく普通のスタンダードなツインなんですが、なぜか広く感じました。
なので、部屋の中を車椅子で移動するのには全く困らず。
しかも、ホテルのロビーや廊下や温泉が広かったので。通路が車椅子が人にぶつからない広さがありました。
あとは、ふだんは食の細い娘が、このホテルの朝食は何度もおかわりをしていたので、とっても美味しかったようです。
さらに、ホテルモントレ福岡は、同じ敷地内に駐車場があって。
車椅子の息子をおろしたり、スーツケースを車から降ろすのに便利でしたね。
で、ホテルで子供たちとゆっくりお風呂屋に入ってから、夕ごはんを食べに行ったのですが。
夕ごはんは、せっかくなので大人が楽しめる居酒屋に行きました。松助という居酒屋。
松助さんは、個室か半個室になっているので、子供がいても困らないと聞いて予約を取って行ったのですが。本当にその通りでした。
車椅子でもはいれるし、さらに料理も美味しいお店でした。
そのためか、連休中に行った時には、予約の電話がですねひっきりなしにかかっていて。スタッフさんがずっと電話に出ているという状態でした。
というわけで5月に博多へ行った時の話です。
こうやって書いてみると、あんまりうろうろしてないですね。
やはり、車椅子の息子や6歳の娘を連れていると、移動に時間がかかるので、うろうろはできなくて、ゆったりした旅になりますね。ではまた。
(追伸)
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