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車椅子の息子と小学校の見学/特別支援学校

息子は、7年前に脊髄髄膜瘤で生まれたので、現在、車椅子の生活をしています。

少し前になるんですが、息子が5才の年長さんのときに、小学校を普通小学校にするか、特別支援学校にするかを決めなくてはりませんでした。

なので、普通小学校と特別支援学校の見学をしたのですが、特別支援学校の方の見学をしたときに思ったことを書きます。

ちなみに、普通小学校を見学したときのことはこちらです。

今回は、特別支援学校の見学です。

目次
・特別支援学校の見学
・知っていたけど見学してみると発見があった
・見学して決めることができた
・まとめ

特別支援学校の見学

息子が5才の年長さんのときに、小学校を普通小学校にするか、特別支援学校にするかを決めなくてはならなかったので、支援学校の見学をしました。

でも、特別支援学校なんですが、すでに、何度も行っていました。

息子のような歩けない重度の障害児の場合は、特別支援学校へ行くことがほぼ確実なので、
通っていた児童発達支援センターを通じて、特別支援学校に何度も遊びに行っていました。

プレ小学校みたいなものでしょうか。

支援学校の放課後、30分くらい、実際に先生から、実際の教室で、
授業っぽい形式で本を読んでもらったり、知育のおもちゃで遊んだりをしてもらいました。

もちろん、4才や5才のときだったので、まったく授業にはならないですよ。
座っていなかったり、きょろきょろしてたり。
そんなことは先生は気にならない様子で、自由にさせてくれながら、授業をすすめていました。

たぶん、これは、息子の小学校体験ということもあるんでしょうけど、
小学校側のほうが、来年か再来年、どんな障害のあるお子さんが来るのかなという情報収集の意味もあったんだと思います。

なので、プレ特別支援学校に行っていたので、全部じゃないですけど学校の一部は知っていました。

ですが、学校見学ということで、
今までは支援学校の放課後しか知らなかったのですが、
授業をしている時間帯にはじめて特別支援学校へ行って、
それはそれで発見もありました。

知っていたけど見学してみると発見があった

特別支援学校には行ったことがあるので知ってはいたのですが、
あらためて学校見学してみると、それはそれで発見がありました。

それは、支援学校が全体的に静かなんです。

今までは放課後に支援学校に行っていたので、子供がいない時間帯だから静かだったんですけど、
授業をしている時間帯でも放課後と同じように静かでした。

小学校といえば子どもたち元気ですから、にぎやかな声がずーっと聞こえているイメージなんですけど、それにしては静かなんです。
ちょっとは子供の声がきこえるんですが、ここ、ほんとに学校?というかんじ。

というのも、私が見学した特別支援学校というのが、重度の身体障害児さんを受け入れている小学校でした。

重度の障害を持ったお子さんなので、半数以上は寝たきりか、寝たきりに近い状態であったり、息子も歩けないのですが歩けなかったり。

さらに、身体だけでなく知的障害もある、というお子さんがほとんどだったので、しゃべれる人が少なくて静かだったんです。

でも、学校の設備なんですが、完全バリアフリーで、完全エアコン完備。
もうすばらしい。

廊下なんかも車椅子が3台余裕で並んで走れるくらいの広さで、エレベーターも大きくて、障害者用のトイレも数も多くて充実していました。

ここなら、車椅子の息子はなんの不自由もなく暮らせるなと思いました。

ただ、おしゃべりできる子供が少ない。

見学して決めることができた

と、いうことで、
特別支援学校へ見学してみて、おしゃべりできる子供が少ないとわかったので普通小学校へ行くことにしました。

なぜなら、息子は、当時5才のときには語彙が豊富で、おしゃべりが上手だったんですが、
これから小学校6年間、おしゃべりできる同年代の友達がいなくて過ごすというのは、つらいものがあるだろうなと思って。

特別支援学校でのバリアフリーよりも、普通小学校での友達とのおしゃべりを選びました。

あとは、特別支援学校の先生から、「普通小学校へ行っても、特別支援学校へ転校する子供も多い」と聞いたので、では、はじめは普通小学校からスタートして、だめなら支援学校へ転校するかと決めました。

まとめ

息子が5才の年長さんのときに、小学校を普通小学校にするか、特別支援学校にするかを決めなくてはりませんでした。

なので、特別支援学校の見学をしたのですが、見学することで、どちらの小学校にするかを決めることができました。

特別支援学校の方は行ったことがあり知っていたので、正直、「見学しなくてもいいかな」と思っていたのですが、実際に授業の時間帯に学校見学してみてよかったです。


そして、我が家は、特別支援学校のバリアフリーよりも、普通小学校での同年代の友達とおしゃべりができる環境、と選び普通小学校に入学することを選びました。

現在、小学校2年生。
この決断がよかったのか悪かったのか、結果はまだ出ていません。

ですが、車椅子の息子にも、男の子の友達らしきものはいるようで、友達とのやり取りのなかで、楽しいこともあれば、思い通りに行かないこともあるようです。

特別支援学校であれば、友達と、やり合うこともないので平和に過ごせているのだと思います。
どちらがいいのか、今は分かりません。


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