マーメイドを始めて訪れる2度目の挫折
国内海外共にマーメイドライフが始まる
ようやくマーメイドになれたMISAは、そこから沖縄、ハワイ島、フィリピン、トンガ、東ティモール…
様々な場所へ出向き、マーメイドスイムを堪能していました。
その頃にはスクーバダイビングをする機会が減ってしまいましたが、変わらずフリーダイビングトレーニングを続けながらスキルを磨く日々…
最初はおもちゃのようだったペラペラフィンも少ない情報を辿り、ようやく本物?のマーメイドフィンを手に入れることができたので、
少しは様になってきたのではないかと思い始めてました。
この頃も相変わらず周りの目線は、面白い変わったことをしている人!みたいな感じで好奇心と言った目線が刺さってきていました。
自分なりにマーメイドスイムを始めてまだ1年と少し…
ショップツアーに参加する時にマーメイドスイムをさせてもらったり、スキンダイビングを共に楽しむ仲間にも
「マーメイドになりたい!マーメイドスイムに情熱をかけてます!」
周りの反応を顧みずに散々言いふらしていた時期です(笑)
突き進んだ先にプロになることを決める
そのうちに、1人でマーメイドスイムをするには楽しさも技術の向上も情報もどれもが伸び代を感じなくなって来ます
ある程度泳げるようになったつもりでも、そもそもマーメイドスイム自体をまともに習っていない。
フリーダイビングをしているとは言え、ほとんど自己流でやっている。
だけど、日本にはそういったスクールさえない。
どこにその環境があるのかわからない。
いや、そもそも1人でやっていてもつまらないじゃないか!
ということで、ここで思いついた考えが……
「プロになって、マーメイドスイムを広めよう!」
なんとも思い切った判断をしたものです。プロが何なのかもよく知らずに…
プロになれるかも?ようやく見つけた入り口
まずは、マーメイドスイムを教えて広めていくつもりで、インストラクターのような職種がないか探ってみると、
当日国内では1つだけあったんです。
→今は活動休止中で近々リニューアルするらしい。
すぐに生徒レベルの講習を受けに行ってから、問い合わせ窓口にインストラクターになりたい意志を伝える。
意気込みはかなりありました。
今の生活を変えてでもやるつもりで。
しかし、当時はあのパンデミックがピークを迎えた頃……
県外からの移動がネックとなり、開催がどうしても難しいのだと言う。
食い下がらずにせめて今できることは何か問うと…
「プロ仕様のシリコンテイルを作ること」
だそう。
正直、ここで私の思いはまたもや打ち砕かれました…。
とにかく行動としてマーメイドスイムを世に浸透させたかったので、ただでさえ馴染みのないシリコンテイルを作ることは二の次の話だと思っていました。
しかもその情報すらもまた乏しい…
もう私ができることはないのか。
しばらくの間、ただの夢見る夢子ちゃんになってしまうのです。
唯一行動に移したのは、プロの資格として保険適応させるためにダイブマスターというダイビングのプロ資格を取ることくらい。
マーメイドになりたかったけれど、そのためにまたスキューバタンクを背負う。
夢を追いかけてもどんどん夢から遠ざかっていく気がしたのです。
しばらくの間、私はマーメイドへの情熱が迷走してしまうことになります。
さぁ、その次はどうしたでしょうか。
次回、そんな私に転機が訪れる話に入っていきます。
果たしてプロへの道は…?