【闇の中で光輝く星】アンドロメダ・コロンビアレムリアン
この石の、えも言われぬ美しさを醸し出しているのは、多くの傷ついた過去である。
人もまた同様に、傷つき打ちのめされ、それでも立ち上がった者は皆美しい。
ゆえに、傷つくことを恐れてはならない。
幼い子供がひとたび母の温かい懐から出れば、外界は危険なものだらけだ。
ひとり歩きをすれば、すぐに何かにつまづき、好奇心で触れれば刺が刺さり、甘いかと口に入れてみれば苦く、親切ごかしに寄って来る他人に欺かれる。
おそらく誰もが経験することであろう。
しかしいつまでもその場で泣いていた