入学して4ヶ月で生徒会長になった話
とりあえず生きるために来たN高。
このままなにもしなくなりそうで怖かった。
とりあえず始めたバイトも慣れてきたし、ほかにやることを探していた2023年春から夏の話。
「人の役に立つことがしたい」
「いろいろな人と出会いたい」
幼稚園児の時からずっと言ってること。
小学校・中学校も同じことを思っていました。
少し幼稚で漠然としたものですが、この考えを軸に生活してきたことに変わりはありません。
もちろん、高校生の今も同じことを思っています。
アルバイトを始めたり、中学生から社会人・50代の社会人までが居る環境で演劇を始めたり。
高校生になった4月は、環境が大きく変わり、いままで自分のやってみたかったことが全部現実になりました。
演劇やアルバイトで、リーダーや店長の元につき、活動をする経験の中で、私の培ってきた経験の活かせる立場に、より魅力を感じました。
そこで、「場・物事を動かす・回す」ということが好きであることに気が付いたのです。
(アルバイトも演劇も好きですし、続けています。)
生徒会役員選挙への立候補
好きなことに気が付いたのは、5月下旬。
「人の役に立つ」「いろいろな人と出会う」「場・物事を動かす・回す」
生徒会ならこれができるかもしれない。そう思いました。
生徒会役員選挙日程は以下の通り
資料作成
なにを公約にするか。
生徒会や生徒組織の設立目的・目標と、この学園をよりよくするために何が必要か・・・
まだ出会って1か月ちょっとの同期に感じることを聞いてみました。
といった声が多く、立候補締め切りが近かったため、これを改善することを公約にしようと決めました。
そして作ったスローガンが
「挑戦できる環境づくり」
なにかしたいと思っている人の最初の一歩を応援したい。
これをもとに資料作成に踏み出し、4つの公約を立てました。
やってみたいを見つけられる場所の提供
気軽に会える、相談できる仲間を見つけられる場所の提供
活躍できる機会の提供
自分たちの企画が実現できる場所の提供
これらを公約として、生徒会役員選挙に立候補。
立候補者一覧も発表され、実現可能性と理論的な公約が多く並んでいることにプレッシャーを感じ始めと共に選挙活動が始まりました。
選挙活動
まずは演説から。
私の居住地は北海道。
北海道のキャンパスは札幌に1つしかありません。
アルバイトも始めたばかりで本州以南にあるキャンパスへ出向くお金も時間もありませんでしたが、できる限りのことはしてみようと、一緒に立候補した友人と共に、札幌キャンパス(現:札幌大通キャンパス)へ選挙演説に出向きました。
私が毎回のように伝えていたのは、「この学園に必要だと思ったら投票をお願いします。」ということ。
必要のない公約を生徒会で実現する必要はないと思っているためです。
反応は思っていたより薄く、スマホをいじりながら聞いてくれた方もいらっしゃいました。
その時点で、割と私の自信は失われつつありました。
そして、学園主催の討論会。
あのプレッシャーを感じる公約を並べていた面々がオンラインで集まり、1つの議題に対して討論を行うという会。
事前に議題が複数伝えられていたため、事前に自分の回答は用意していましたが、やはり先輩方の力は強いなと感じた日でもありました。
経験談を話されると私の立場は全くありません。
私の話せることは少なく、中学校までのことを語るしかない。
幸い、中学校での経験も少なからずあったので、どうにか言葉を選びその場をしのぎました。
これに加えて、Slackや選挙演説動画を提出したのが私の選挙活動でした。
選挙活動期間が終わり、他の立候補者の事を知っていくと、私の選挙活動はたったこれだけしかなく、焦りを感じました。
でも、もう結果を待つしかない。
1日1日をそわそわしながら過ごしていました。
開票結果
開票日当日午前0時。
息を吞み、ページを更新。
出てきたのは立候補者一覧。
午前0時に更新されるわけもなく、結果が出たのは午後だった記憶があります。
Slackで「選挙の結果がでてるらしいぞ」という噂を目にして、選挙ページを開きました。
先述した通り、北海道地区代表のため、当選していたとしたら、少しスクロールした場所に名前があるはず。
会長や副会長を気にせず、北海道地区代表へスクロール。
スクロール時に見えた、会長・副会長の選挙ポスターに見覚えのあるポスターがあった気がしました。
まさかと思い、戻ると、
会長に自分の名前が!!!
全く目指してすらいなかった生徒会長になっていました。
1296票を入れてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
やりたいことへ一歩前進!
今は、この時から1年が経とうとしています。
この1年、本当に色々なことを学びました。
生徒会長になってからのお話は、また時間があるときに…
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