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自分の提供できる価値を言葉にするには


コーチとクライアントがセッションを行う。

サービスを提供しているのはコーチで、お金を払って受けているのはクライアント。

この場合、コーチがクライアントに対して、価値を提供すると考えている。


いや、それは違います。


この場合の価値とは、コーチとクライアントが協同してつくるものです。

どれだけコーチの技量が優れていても、クライアントがコーチから価値を提供してもらうという姿勢であれば、価値の総量はそこまで上がらない。

だから、コーチとクライアントの関係というのは、かけ算なのです。

どちらか一方の数字が高くても、片方の数字が低ければ、合計数字はさほど大きくならない。


コーチとクライアントの関係は、売り手と買い手ではありません。

価値を創作する協同パートナーなのです。


さて、ここまでの話を前提として、今日のテーマに入っていきます。


たとえば、あなたがコーチの立場だとしたら、あなたが提供できる価値とは何だろう?


先ほども言いました。

価値は協同してつくるものだと。

だとしたら、あなたが言葉にするべき価値がひとつだけあります。

それは、あなたという人についてです。


はい、わかります。

「それが言葉にできないから困ってるんだよ」ってことですよね。

いや、ちがうんです。

「あなたという人間の価値を言葉にして提示してみな!」と言いたいわけではないのです。


ぼくが言っているのは、
「あなたってどういう人なのさ?」ということを言葉にして伝えよう、と言っているのです。


あなたの人柄や考えていること、あなたの価値観や信念は、言葉にしてもらえないとわからないのです。


クライアントは、
世界一のコーチを求めているのではありません。

世界一の技術を求めているのでもありません。


あなたもきっと、クライアントの立場を経験しているのだとすれば、わかるはずです。


自分に合うパートナー(コーチ)を求めているんですよ。

自分にとって相性のいい人を求めているんですよ。

なぜなら、コーチとクライアントの関係は、かけ算だからです。

価値を協同で創作していくものだからです。


自分のことを理解してくれて、自分の価値観や考え方に共感してくれて、対話していていろんな気づきが生まれるコーチを求めているんですよ。

それがクライアントにとっての求めている価値です。

つまり、あなたが言葉にしなければならない価値とは、そういう部分なのです。


「自分が提供できる価値は何だろう?」と考えているのなら、それはまだまだコーチであるあなたが、クライアントを変えようとしているのかもしれませんね。


でも飽きるほど言い続けますが、それは本当のコーチとクライアントの関係性ではありません。


あなたは、「この人と価値を協同でつくっていきたい」と感じてもらえるように、あなたという人のことを言葉で伝えていくのです。


ぼくはあなたという人を、あなた以上に語ることはできません。

あなたもぼくという人を、ぼく以上に語ることはできない。

だから、自分が語らなきゃならないんです。


自分という人間を言葉にして伝えていく。

そんなあなたと、手を取り合って価値を協同創作していきたいというクライアントと出会い、取引をする。

コーチとクライアントがかけ算をして、価値を一緒につくり上げていく。


これが、対話で食べていく人の仕事です。

クライアントワークを行うビジネスの本質なのです。

これであなたの抱えていた「自分の提供できる価値を言葉にできない」という問題は、解決しましたか?
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アウトプットディレクター/やながわこうき
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