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自分のやるべきことが明確になると現れる心理


ぼくの仕事は対話をすることです。そして、対話というのはクライアントさんに気づきを提供し、行動につなげるためにあるものです。

つまりは「その人自身のやるべきことを明確にする」ための時間でもあるのですが、あなたもこんな経験はありませんか?


自分が今、やるべきことが明確になればなるほど怖さが増してきたり、動きたくないという感情が現れてくるこの現象です。

これ、じつはよくあることなんです。
ぼくと対話を重ねていく中で、自分のやることがハッキリと見えてくると、途端にテンションが下がってくることが。

つまり、自分のやるべきことを明確にするために考えていたのに、そのやるべきことが明確になってくると、あとはもう「動く」しかなくなるわけです。だから、急にネガティブな感情が自分の中から出てくるのです。

不思議ですか?でもこれはある意味当然なんです。
やっぱり実際に動くよりは、考えているときの方が楽しいし、ラクなんです。だから、迷いや悩みはあっても考え続けることはできてしまう。

でも、実際に行動するというのは、今を変えるために行うものです。
だからこそ、とっても腰が重く感じるんですよね。

なのでじつは、やることを明確にするのも覚悟がいることなんです。

自分が動いていく覚悟、今を変える覚悟がないと、やることが明確になることに怖さを感じてしまうのです。

言い換えるならば、ずっと考え続けてしまっているのは、やるべきことをハッキリとさせないためでもあるんですよね。
「本当は動くしかない」とわかっていてもです。


もしかすると、この内容は耳が痛い話かもしれません。

でもぼくはあなたに、ずっと考え続けてもらうために文章を書いているのではなくて、
あなたに動き始めてもらうためのきっかけが提供したくて書いています。
だからこの内容もそのためのきっかけとして伝えたいと思います。

動きたくないと思う自分に勝つこと。
考えることは、その自分に勝ったあとでも遅くないのです。

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アウトプットディレクター/やながわこうき
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