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楽しさを伝えることがぼくたちが出来る貢献だ


ある結論にたどり着いた。

それは、サポートする立場の人が提供するべきものは「楽しさだ」ということである。


「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を与えよ」という言葉がある。


これは、お腹を空かして困っている人がいれば、その人に魚を与えても一時的な解決にしかならない。その人がその後も自分で解決できるように、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えてあげる方がよりその人のためになる。という意味だ。

でもぼくたちのような、人をサポートする人にとっては、その先が大切なのではないだろうか?

つまりぼくは、このように考えている。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるのでもなく、魚釣りの楽しさを伝えよう」


今の時代、やり方やノウハウは溢れかえっている。

魚の釣り方を教えても、もしかするとその釣り方はもう他の人もすでにやっているかもしれない。

もしその釣り方が通用しなくなれば、またその人は釣り方を教えてもらわなければならなくなる。

だからぼくたちが伝えなければならないのは、やり方ではなく、その事自体の楽しさを伝えることだ。


魚釣りが楽しいという意識に変われば、その人は釣り方を自分で探求するようになる。
もしかすると、魚の研究もはじめるかもしれない。

誰かに頼らなくても、自分で勝手に工夫して、魚を釣ろうとするようになる。

それこそ、ぼくたちが目指すべき貢献の形ではないだろうか?


ぼくはクライアントさんにも文章を書いてもらうようにしている。ビジネスのサポートもしている。
でも、サポートを通じて伝えているのは、その事自体の楽しさだ。

発信のため、集客のために書く文章ではなく、書くこと自体が楽しいと思ってもらえるように。

稼ぐため、食べていくためにビジネスをするのではなく、ビジネスそのものが楽しいと実感できるように。

やり方を伝えるのではなく、それをすることがその人にとってどんな意味に繋がったり、どんな楽しさがあるのかを伝えている。

ただ楽しさを伝えるのは一番難しい。なぜなら行動や変化や成果が伴わないと、なかなか実感できないことでもあるからだ。

でも、一度でも「楽しい」という意識の改革が本人の中で起これば。言っちゃあなんだが、本人はもう誰かを頼らなくても勝手に工夫し、どんどん進んでいく。

それこそが長期的な目線で見た、その人に対する貢献の形なのだと考えている。

クライアントさんからもらう「楽しいと実感できるようになった」というフィードバックは、もっともっとぼくの中で言語化していくべきことだと感じている。

どれだけ時間がかかっても、ぼくはこれからも「楽しさ」を伝えて貢献していく想いでいる。

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アウトプットディレクター/やながわこうき
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